ヘルシンキを一日でまわりきる観光ルート
6時間後のみなさんこんにちは
こっちはまだ16日です
やって来ました北欧2カ国目フィンランド!
ここさえ乗り切れば物価が落ち着くのであとひと踏ん張りです!
先日ストックホルムからフェリーでヘルシンキに来た訳ですが、ストックホルムの経験から丸一日動ければめぼしい所は回れるはずだと見当をつけて詰め込みスケジュールです
ということで丸一日で回るヘルシンキ観光〜♪
まずは紹介から
フィンランド(Finland)🇫🇮
人口:約5,300,000人(北海道とほとんど一緒)
面積:338,400k㎡(北海道4個分)
首都:ヘルシンキ
言語:フィンランド語
通貨:ユーロ(€)=130円
物価:★★★★★
フェリー到着が10時半なので、1時間前にアラームをセット!
ジリリリリリリリ!!!!
さて、もうすぐヘルシンキかー
どこから見て回ろうかな〜
Knock Knock
Excuse me. You go Helsinki?
I do.
・・・
Helsinki now.
ん?ん?どういうことだ?
廊下に出てみると誰もいない。すでにどの部屋にも掃除が入っている
あ!
はい、やらかしました
慌てて荷物をまとめて下船
フェリーターミナルから街の中心部までは歩いて10分
もちろんヘルシンキにもトラムやバス、船に鉄道と公共交通機関が沢山あるのでフェリーターミナルの目の前からもトラムが出ています
しかし!ストックホルムでの反省があるのでまだ代金を支払って乗るのは早い
近いとはいえ23kgの荷物。今回は一日券を買ってトラムを使いまくろう!
ヘルシンキの1DAYチケットは宿泊予定のsuomenlinna(スオメンリンナ
)島までのフェリーも乗り放題
つまり、明日も観光しようと思うなら、明日のタリン行きのフェリー15:35から逆算して、チェックインが、遠い観光スポットが、ロッカーがどこかに、
って考えている間に到着しましたヘルシンキ中心部kauppatori(カウッパトリ)港
フィンランドは大小様々な島で東南部が形成されているため、港はかなり賑やか!マーケットでは果物、乾燥きのこ、靴下、ブランドもの、カフェなんかが並んでいます
買う気もなくウロウロしていると屋台のお姉さんが魚のフライを味見させてくれました。
メニューを見るとどうやら魚料理の屋台らしい
サーモンミルクスープ!!おいしそう!!
もう毎食パンとチーズで温かいものに飢えていた僕はイチコロ
ドミトリーなら普通ポットやキッチンがあるんですが、空港泊だったのでコーヒーさえ入れられず、やっとありついたスープ
パンとコーヒーまでついてきたし
お姉さんkiitos!(ありがとう)
温まりながら地図で前日に目星をつけておいた観光地を調べたところ、1番遠いところでも歩いて20分
これはちょろいな、近いところから回るか
ということで最初にやってきたのがカウッパトリから徒歩5分のウスペンスキー教会
中も見事な装飾なんです
こういう観光地化された教会って管理なんかは誰がするんだろう
ウスペンスキー教会はロシア正教会。僕はプロテスタントなので他人事です
プロテスタントでは偶像崇拝の習慣がないので像や装飾が少なく、観光地になることは少ないんです
もう1つ、ヨーロピアンと呼ばれる尖塔やステンドグラスのゴシック建築は宗教改革より数百年古いので、築何年という話でいえばどうしてもカトリックの建物に重みがでてきます
と、そんな話をしたのは今日のルートが教会巡りだから!
はい、女性陣のみなさん、分かります
フィンランドといえば、ムーミン!マリメッコ!イッタラ!オーロラ!
そんなイメージだと思うんですが、ブランドに疎く男臭い日本男児には豚に真珠なんです
オーロラだけは期待したんですが気象条件合わず今回は断念です
さて、次の目的地は!
あれ?マネーベルトつけてないな、パスポートどうしたっけ?
ガサガサ(バックを漁る)
・・・フェリーに忘れた!!!!!
Perkele!!!
さっそくやらかしましたね
トラムなんか待ってられないのでターミナルまでダッシュ!
朝慌ててでたから机の上かー!
チケット売り場の女性、インフォメーション、清掃員、みんなに聞いて回って客室まで戻りました
清掃員のインド系のお兄ちゃんに確認するも
その部屋にはなにもなかったよ。パスポートは見つけたらさすがに覚えてるよ、スナックとは違うからね。haha.
いや笑えない笑えない!
リュックをもう一度ひっくり返すも見つからず、終わったと思ってベンチに座り込むと
あれ?
後ろポケットになんか入ってる
あった
タリンクシリヤラインの皆さん本当にご迷惑お掛けしました。
はい、ということで時間を無駄にしたのもあり1DAYチケット買うにはちょうどいい時間に
何事も無かったかのようにトラムに乗って観光再開
フィンランドのトラムやバスは基本的にただ乗って、目的地で降りるだけ
お金どうすんの?っていうのは信頼問題だからいいそうです
チケットは持ってるよね?確認はしないからちゃんと買ってね
って治安とかそういうレベルじゃなく優しすぎる
一応地元の方はSuica的なもの使ってる人も何人かいましたが、北欧のバスや電車は長いので見える訳もなくほんとに自己申告です
疑われているかもしれませんが、もし先に知っててもちゃんと買ってたよ?
ヘルシンキ大聖堂。これは比較的新しい建築なので屋根がドーム状です
宗教改革の第一人者ルターもいました
この規模の礼拝堂とパイプオルガンで賛美歌を聞けることことはしばらくなさそうです
またトラムに乗ってカンッピ広場へ
この建物何かわかりますか?
実は礼拝堂なんです。カンッピ静寂の礼拝堂というところで、ここで礼拝をする訳では無いのですが、ただ心を落ち着けて祈るための建物らしいです
中は撮影禁止なので見せられないんですがとっても静かです。扉を開く音、足音、衣擦れ、呼吸、そんなのが響くくらいに無音なんです
僕はかれこれ20分くらい座ってましたが、中国人観光客のお喋りを除けば最高に落ち着ける空間でした
さて、そこからさらにトラムに乗って(もうほんとにトラムが便利なんです。改札も階段もない東京の地下鉄と思ってもらえれば伝わるかな) テンッペリアウキオ教会へ
岩ですね。どこからどうみても岩です。
ここは世界に唯一の天然岩石をくり抜いた教会。
ドーム状の屋根も相まってとても音響がいいので、コンサート会場として利用されることも多いそう
参拝客のロウソクが並んでいました
そろそろお腹がすいてきたのでピクニックに向かいます
シベリウス公園
作曲家ジャン・シベリウスを記念した公園です
かなりの変人だったらしいですが、クラシックは疎いのでイメージがわかない
代わり映えのしない昼食
日も傾き始めて来たので楽しみにしていた最後の観光スポットへ向かいます
途中乗り換えの近くにあったエスプラナディ公園
IZAKAYA
停留所から少し海沿いを歩いて到着
サウナロウリュ!
サウナってフィンランド発祥なの知ってましたか?
日本の温泉と同じようにフィンランド人は裸でサウナに入り絆を深めます
ただこのサウナは観光客も入れるようにと水着着用男女混浴です
フィンランドらしい木のロッカー
受付のお姉さんが日本語でいってらっしゃいと言ってくれました
ここも中はさすがに撮影できませんでした(倫理的な問題で)
仕組みは石に水をかけるタイプの乾式サウナ
フィンランド人めちゃくちゃ水を足すペースが早いので暑いです
サウナで汗を流したあとはテラスに出て海につかる、、、いや北欧人半端ない!
今は秋も後半
水温は2℃か3℃くらいだよって凍死レベルなんですけど!
さすがに北海道でもこれはない
恐る恐る海への階段を降りてたら、サウナの横にあるレストランのテラスから観光客が好奇の目を向けている。
なんだジャパニーズは度胸ないなって思われるのも癪なのであおる
Hey!写真撮っていいよ!
これでもう逃げられない
一気に入って頭まで潜った。
もういいよね?もう写真撮ったよね?
痛い、寒くない痛い!
とりあえず平気な顔を作って一直線でサウナへ
超気持ちいい!!!!
全然不健康な感じがしない。体の外側は冷えてるのに芯が温まってるからすごく気持ちがいい
こんなことを時間いっぱい2時間繰り返してました
慣れてくるとサウナに入りたいって言うより海に入るためにサウナに入っているような不思議な感覚に陥ります
周りのお客さんはカップルばかりだったけど、裸の付き合いは君らだけのお国芸じゃないんだぞって感じで1人の客を見つけては声をかける
やはりフィンランドは日本人観光客が多いらしく、誰と話してもみんな何かしら日本語を知っていた
日本にもサウナはあるけどこんな冷たい海に入るところはないよって話をしたら
まだそんなに冷たくないだろ。ここは一年中やってるから冬に海が凍るまではみんな入るんだぞ
網走監獄の懲罰か!
さすがにそれは無理ですって苦笑いして出てきました
水着のレンタル6€、入場料19€と日本の温泉よりも少しお高めですが、シャワールームに談話室と自分なりのペースでくつろげるので満足感は高いと思います
今日は食費0円なので贅沢って言わないで
帰りに受付のお姉さんに日本語でウミハイッタカ?ってきかれたのでjoo!って答えました
夜のフェリーでホステルのある世界遺産スオメンリンナ島へ向かう
さすがに暗いので宿へ直行
誰もいない
寂しい晩御飯
晩御飯が終わった頃に味噌スープを飲んでいたらフィンランド人が一人とスペイン人が一人来たけどそれだけ
大丈夫かここ笑
フィンランド人の名前はJussi(ユッシィ)、しばらくお喋りしてフィンランドの歴史なんかを聞きました
スペイン人はIker(イケル)有名なゴールキーパーカシージャスと一緒ですね。彼とは部屋が一緒だったので三四時間話してましたが要約すると彼はスペインのセンセイのもとでニンジャスクールに通ってるとの事
手裏剣あげてきました
記事の見出し丸一日っていうのは午前午後って意味なので、僕の場合は午後午前になりますがもう少し続きます
2日目
朝からスオメンリンナ観光
本土侵略に備え対ロシア防衛拠点として作られたこの要塞
住人は数百人程度でとても静かです
さびて残る戦争の跡
フィンランドの独立は実は1919、パリ講和会議での認定なので旧ソ連領の東欧と同じです
それまでは古くからスウェーデンの属国として負担を強いられ、ロシア隆盛の期に多くの地方が侵攻されスウェーデンに助力を求めるも、スウェーデンは中立主義をとり拒絶、ナチス・ドイツに最後の望みを託しますが敗戦。フィンランドもまた敗戦国として多額の賠償責任に追われます
それでも借金を返し終わったあとは、教育水準を高め福祉国家としての体制を作り上げ、ロシア、東欧、スウェーデンの緩衝国としてよい関係を築いてきて今があるのです
フィンエアーが直通で成田と繋がってるのもロシアとうまくやれる唯一の国だからです
(他の直通便はロシア領空を飛べないので時間がかかる)
はい、全部Jussiの受け売りです。
勉強になりましたね。僕もです。
フィンランドと言えば日本人にはかもめ食堂のロケ地としても有名で、実際にかもめ食堂というお店もあるんですが、未鑑賞なのでまた今度です
期待していた方がいたらごめんなさい
北欧の美しき乙女フィンランド
ストックホルムより少しローカルで穏やかな印象でした
そして出会ったり見かけたりした日本人30人くらいいたんですが見事100%女性でした
女性の方がフィンランド観光にくる場合は、博物館や美術館、ムーミンワールドにアウトレットと楽しいところはまだまだあるのでもう数日余裕があった方がいいかもしれません