プラハ観光→世界一美しい街チェスキークルムロフ
ビールビールビール!
水より安いって聞いたビール!
観光なんてしないでずっとドミトリーで飲んでようかな
チェコ(Czech)🇨🇿
人口:10,369,000人
面積:78,866k㎡
首都:プラハ
言語:チェコ語
通貨:チェココルナ(CZK)=5円
物価:★★★
バスの到着が1時間近く遅れ、市内バスも走っていないので歩きます
宿はホステル兼ホテル兼プール兼サウナ
ということで今までで1番豪華なホステルでした
1泊の値段は850円
部屋はホテルのスイートルームにベッド8台詰め込んだ形なので不格好ですが、各部屋にシャワーとトイレがあるのは便利!
前日ほとんど寝ていないのですぐに眠りに落ちました
1日目
旧市街からは3km程と少し遠め(メトロとバスが近いことを後で知りました)
朝からかなり体調悪くお腹の調子も芳しくない中、正露丸で誤魔化してとりあえず歩きます
プラハは川を挟んで東側が賑わいのあるエリア、西側が有名なプラハ城とその城下町となっています
西側から観光していきます
共和国広場
ここからプラハ王宮までの直線2.5kmが王の道と呼ばれ観光スポットの集まる旧市街となります
市場が開かれていました
猪肉のソーセージを味見したり、工芸品を眺めたり
チェコは工芸の国で、手作りの素敵なお土産が数え切れないほどあります
ボヘミアングラス、木のおもちゃ、マリオネット、鉄細工、革製品
こちらは織物です
このおじいちゃんの作ったカバンやポンチョが右側の屋台で売られていました
世界史ででてくるイギリス産業革命の始まり、ジョン・ケイの「飛び杼」初めて本物を見ました
チェコビールと大きなソーセージのホットドッグで一息
市庁舎
上部円形のエリアに描かれているのは、チェコを代表する画家アルフォンス・ミュシャの「プラハへの賛辞」です
ミュシャの作品が好きで六本木の新国立美術館にも行った僕としてはもう満足
ちなみに彼はフランスで活躍したため世界的にはミュシャとして有名ですが、チェコ人なので現地の発音ではムハです
隣にそびえる火薬塔
真っ黒な上に逆光だったので無理やり写真の輝度を上げています
季節と時間によってはどうしてもこういうことあるんですよね
共和国広場からまっすぐ5分ほど進むと旧市庁舎広場
ティーン教会
上に見えている2本の塔がそれです
手前には時代背景から教会にあえて入りにくくするよう建物が建てられたらしいんですが、写真に収まらないのは残念です
左どなりに石の鐘の家
壁に鐘が埋まっています
広場中央ではシャボン玉のパフォーマンスが行われていました。
異端として火刑に処されますが、彼の遺した革命の火は受け継がれていきます
ハプスブルク家に反旗を翻した27人のボヘミア貴族の首が並べられた処刑場後
聖ミクラーシュ教会
中も素敵で、7時からコンサートがあるということで誘われました
内容は
ビバルディ四季より春・夏
アベマリア
パッヘルベル カノン
などなど僕でもわかるメジャーな曲が沢山!
オーストリアで聞けなかったぶんぜひ聞きたい。値段も20ユーロとぎりぎり手が出せそうな金額
もう少し考えることにして旧市庁舎広場最後のスポット
旧市庁舎(タワー)と機械時計
下はカレンダーになっています
この時計のデザインかなりかっこよく、お土産屋さんの木彫り時計もこのデザインを摸したものが売られています
一日に3度チャンスがあるんですが今回は見られませんでした
ヨーロッパといえば移動は馬車!もあるんですがプラハではこちらのクラシックカーに乗ることもできます
クールに決めたい時は断然こちらですね
川の西側へと繋ぐカレル橋
歩行者専用の橋なので両脇にはパフォーマー、手作りアクセサリー、似顔絵師など賑わっています
ハンドパン再び
タリンのお兄さんの方が上手でした
楽しげなおじさんバンド
奥に見えているのがプラハ城です
人だけでなく人形もギターを弾いてますね
王宮前の坂道
ちょっと寄り道したいのでもう少し登ります
まだ登る
かなり体がきつく頭も痛い
今日ははやくかえって休もう
寄り道したのは図書館!
本には触れませんが古書の並んだ部屋と一部中世の本や化石など展示を見ることができます
ウィーンよりだいぶ安かったので
帰り道に見つけた細い道
意外と段数ありますがもちろん登りました
図書館から少し下った道からの景色
ヨーロッパの夕陽は雲がかかっていても美しい
この辺りはプラハ城を超えて登ってきたので観光客も少なく、のんびりすることができます
プラハ城
中には宝物殿、大聖堂、庭園、王宮、黄金の小道など見どころたくさん半日コースの大人気エリアです
実は僕は入っていません
プラハ城・コンサートどちらも楽しむ程僕のお財布は大きくなく、苦渋の決断で城を諦めました
おすすめ度口コミかなり評価の高いお城ですのでみなさん来る時は必ず入ってください
お城の入口前からの景色
空もいい感じです
悔し涙と共にお城を後にしカレル橋を戻ります
違う道で戻ると綺麗な飴屋さんを発見
こちらは橋をおりたところでふらっと立ち寄った教会です
入口で2人の男性がトロンボーンをさらに細長くしたような楽器を演奏していました
カレル橋は両端にこのような塔が立っており登ることもできます
夜の旧市庁舎広場
美しいですね
そんな中今日も貧しい夕食
バイオリン、リコーダー、ハンドパンにバンドもいくつか
晩御飯を食べていたら正面のティーン教会前に展覧会の表示を見つけました
ウォーホル
ダリ
これは見たい!
結局コンサートを諦めてこちらの3つの展示のうちミュシャだけ(値段が変わるので)見てきました
ダリは新国立美術館に行ったので今回特別見たい絵はありませんでした
受付でミュシャって言ったらムハと言い直されました笑
アルフォンス・ミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する多彩な芸術家
無名の印刷会社従業員から一夜にして時の人となった天才です
足がかりになったのは当時絶大な人気を誇っていた役者サラ・ベルナール。
彼女の劇のポスターを作ったところ、上司には見向きもされませんでしたが民衆には大盛況
その後ポスターやタイルなど大人気を博しジュエリーデザイナーとしても活躍します
と、ここまでが一般的に注目されるミュシャの全盛期で、こちらの展覧会もポスター中心でした
一方で僕が日本でミュシャを見て感動したのは50歳を過ぎチェコへ戻った際に作成した20枚の大連作「スラヴ叙事詩」
6×8mの巨大な絵が20枚、普段はチェコのヴェルトゥルジュニー宮殿に展示されています
去年初めてこの連作が国外に持ち出されたのが日本の新国立美術館なんですよ
行ってよかった。
今回はミュシャ本人やサラ・ベルナールの写真、スケッチなんかを見れたので満足です
2日目
早起きをして長距離バスターミナルへ向かう
向かう先は南ボヘミアにあるチェスキークルムロフ
観光地としての歴史は浅いいものの、世界一美しい街と称される街並みを見てみたい
空がものすごいことになっていた
レンガ造りの門をくぐり、ではなくこれはトリックアートです。実際はただの石ですね
チェスキークルムロフの人気の理由の一つに、街の至る所に施されただまし絵があります
全部絵です笑
クルムロフ城の回廊にある展望台からの眺め
入場無料で、シーズン中のみ内部に入れます
そのシーズンというのが10月まで、この日は10月31日。ついてますね本当に
観光客の多いこと多いこと
一面に並ぶカラフルな建物が可愛らしい街並みです
お土産屋さんの綺麗な飾り
風鈴とも違いますがくるくる回って芸術的です
離れたところからお城を撮影
世界一美しいと呼ばれるのもわかる気がします
聖ビート教会
お城の対岸に位置する尖塔が目を引きます
内部
中世ヨーロッパの教会は王族貴族の出資であることが多いので、大きな街でなくとも各貴族の避暑地などにこうした立派な教会を見ることができます
ラフティングで川からこの街を眺めるのも素敵ですね
そして安めのレストランを探し出し晩御飯
兎の肉とポテトサラダとビール
うさぎの肉は鶏肉とそっくりで、なるほどだからうさぎは1羽と数えるのか(←厳密には違います)と納得したり
さて、プラハまではまた3時間弱程かかるので少しのんびりしてバスターミナルへ向かいます
お腹が痛くて終始しかめっ面だったのはチェコの皆さんごめんなさいですが、美しい街並みと工芸品、そしてビールをのんびりと楽しめた国でした
ビールの値段はスーパーで500ml缶60円から
2Lのペットボトルというチェコならではの売り方もされていました笑
今度は体調万全にして、誰かと一緒に一日中ビールを飲みたいな
次はドイツ南部ミュンヘンです