Out of This World

休学して旅に出る大学生の備忘録

イスラエルーヨルダン国境 キングフセイン橋往復記録

 

厳しい国境で知られるキングフセイン

この国境はどうやら正式なものではないため、イスラエルへの渡航記録をパスポートにつけたくないバックパッカーには有名な通り道です

 

 

どうしてイスラエル渡航記録をつけたくないかと言うと、イスラエルを承認していないアジア諸国への入国が出来なくなるからです

 

 

パレスチナ問題は、宗教的な発端に戦争と政治がからんでいて本1冊くらい読まないと理解するのは難しいです

 

 

一応往復キングフセイン橋で国境超えてみたので、後で通過する誰かの参考にでもなればいいなとのせておきます

 

 

 

アンマン(ヨルダン側)→エルサレム(イスラエル側)

 

 

アンマン旧市街のJETTバスターミナルから出発

一日1本6:30、もしくは人が集まらない場合7:00ということで、今回は6:30に出発しました

 

チケット購入も含めると起床は5時頃になるかと思います

朝早く大変なので2人以上の人数の場合はタクシーでキングフセイン橋まで行くのをオススメします

 

 

チケットは11JD

 

ほぼ満席で出発

 

 

 

ヨルダン側出国手続きが約1時間後

・パスポートと簡単な紙をかいて預ける

・出国税10JD払って領収証を預ける

・バスで待つ

 

バスで待つこと1時間半!!

1時間半???

全然出発しないので寝てました

 

 

イスラエル側入国手続

難しいと聞いていましたが、質問に詰まることなく答えていれば案外すんなり行くみたいですね

 

・どこの街、ホテルに泊まるのか

イスラエルは初めてか

・中東は他にどこにいくのか

パキスタンに行ったことがあるのか(これは僕がパキスタンビザを事前入手していたためです)

 

 

パレスチナ自治区へ行く場合でもここで正直に言ってしまうと別室送りにされるそうです

 

日本人バックパッカーに有名なイブラヒムピースハウスに宿泊する場合も彼はパレスチナ人の活動家なので言わない方がいいです

 

 

意外だったのは旅程表の提出や確認がなかったことですね

いつ帰るのかどう帰るのかなんかがすっぽり抜けてたので、必死に作った偽の旅程表は使用することなく終わりました

 

 

 

パスポートコントロールを終えたら、外に出て右端まで歩くとタクシー(大型)ステーションです 


f:id:discimus:20181126065743j:image

エルサレムまで1人47シェケル10JD13ドル

 

イミグレ出口付近に両替所がありますが、レートは良くないのでエルサレムまで待ちましょう

 

タクシーは10人乗り

集まるまで待機

結局1時間少し待った挙句、1番最初に断った4人組を詰め込んで11人で出発しました

 

 

蝿が車の中に30匹ほどいますのでだいたい一人あたり3匹から4匹、待ってる間は10匹ほどを相手取ることになります。集まりそうになければステーションの日陰で待つのをオススメします

 

 

荒野と岩山を抜けて30分程でエルサレムに到着

途中1度ボーダーチケット(スタンプの代わりのようなもの)の確認に軍人さん(美人)が入ってきました。無くしてなければ特に質問などはないのですんなり

 

 

エルサレムダマスクス門の辺りに停車します

 

合計時間は5時間と少し

他の人のブログを見るとだいたいこの位みたいですね

全部がすんなり進めば4時間かからず行けるような気もします

 

 

 

エルサレム(イスラエル)→ヨルダン国境

 

キングフセイン橋のイスラエル側の呼び名はアレンビー橋です

 

 

乗合タクシーが到着と同じくダマスクス門付近から出ます

定時で出発するようで、今回は11時の便に乗りました

1時が最後という情報も見ましたが、時刻表はなかったので未確認です

 

 

イスラエル側出国手続き

国税180シェケル(約5500円)を払います

ここもやっぱり異常な高さです

 

領収証とボーダーチケットを見せてすんなり出国

 

イスラエル側イミグレからヨルダン側へは専用の大型バスに乗って移動します

値段は4JD or 25シェケル(出発後係員が席をまわります)

 

 

ヨルダン入国手続

バスの係員がパスポートを集めて提出してくれるので名前が呼ばれるまで待ちましょう

質問も顔認証もありませんでした

 

 

パスポートを受け取ったら乗合タクシーのセルビスを目指します

通常のタクシー乗り場と別れているので、近くの人に「セルビス」と聞けば駐車場を教えてくれます

 

 

セルビスの運転手に会話するまもなく詰め込まれ1時間半、アンマンに到着

値段はこちらも4JD or 25シェケル

 

到着地はダウンタウン西部の7thサークルか北部のバスターミナルか選べます

どちらもダウンタウンからはかなりの距離があるので、Uberかタクシーを使うことになると思います

 

Uberなら2JD

インターネット環境がなくタクシーを使う場合は根気よく交渉しましょう

最初は群がってきて5~7JDとぼったくってきますが3JDまでは下がることを確認しました

 

JDは桁が少なく小さな差に感じますが

 

3JD(480円)

7JD(1120円)

 

大きな差です

4JDもあれば晩御飯がおなかいっぱい食べられます

 

値下げ交渉のコツは違うドライバーに近寄ってみることです

内輪の決まり事で、交渉中の客の横取りは禁止されているようですが、「あの運転手5JDって言うんだけど〜」とさりげなく話しかけるとそれよりも安い金額を耳打ちしてくれます

 

 

 

こんな感じで国境往復完了

国境からはどちらもエルサレム、アンマンへの一本道になるので他の都市を目指す場合でもまずはこのルートを辿ることになるかと思います

 

 

国税とタクシー代にかなりお金を使うことになるので、少なくともどちらかの通貨を事前に両替して用意しておくといいでしょう