アジア最後の秘境ミャンマー【マンダレー】
海外の人に漢字の説明をするのってすごく難しいです
一つ一つの漢字が意味を持っていて発音も色々あって、そこにひらがなが混ざって〜
とそもそも表意文字ってものが世界には漢字を除いてほとんどないので最初から引っかかります
僕がよく使う説明は「音」という漢字です
「音」はsoundという意味で
「音楽」はsound enjoyingでmusic
「音量」はsound amountでvolume
「異音」はstrange soundでnoise
と、こんな感じで説明すると結構理解してくれます
とはいえ街中にある中国語の看板は、知らない漢字ばかりでまだまだ苦労します
さて、インドを抜けて漢字の世界へやって来ました!
ミャンマー連邦共和国🇲🇲
人口:51,419,420人
面積:676,578k㎡
首都:ネーピドー
言語:ビルマ語
通貨:チャット(MMK)=0.072円
物価:★
10時間を超える長距離移動になると日付感覚が段々と怪しくなってきます
到着したのは早朝5時半
市場に僧侶たちとミャンマー人の朝は早いようです
スウェーデン🇸🇪ぶりにコンビニを見つけてアジアを実感!
中もしっかりコンビニです
写真では伝わりませんが、ホットスナックの煮卵がかなりの異臭を放っていました
宿を探しながら街を歩き、朝ごはんに地元の食堂に入店
麺がお米でできたワンタンのようなヌードル(1000kat=72円)
おいしい!アジアの味がする!
地図を頼りに見つけたホステルはとにかくキレイ!
風通しもよく屋上まであってインドとの差を思い知らされます
部屋のバルコニーにでて風を感じていると、犬を相手にウクレレを弾くパフォーマーを発見
二段ベッドの相方ジギfromオーストラリア!
日本に惚れすぎて平仮名片仮名はもちろん、簡単な漢字まで読めちゃう日本通
SEKAI NO OWARIの「RPG」を日本語で歌ってくれました
これから僕とは逆のルートで中国とロシアを通ってユーラシア大陸を横断するそうです
日本で買い忘れたと言うので、持っていた箸と箸袋を歌のお礼にプレゼント
同じくバルコニーでジギの演奏を眺めていたイタリア人のサラ、1階のカフェで出会ったドイツ人ヨハネスと一緒に街歩き!
左から23・25・22・24歳
歳が近いこともあり、あっという間に意気投合
翌日は一緒に観光
の前にティータイム
サラがミャンマーティーはインドのチャイとは違うというので、「どうせ砂糖の塊だろ」と思いながらも試飲
おお!深い!紅茶の味がする!
と、感動した僕らは三日間ことある事に「よし、ティータイムにしよう」「賛成」と、ミャンマーティーを飲みまくるのでした
まずはマンダレー王宮から
旧首都であるマンダレーの王宮は荘厳で巨大
中央には王座とそれを取り囲む寺院が小さな集落のように並んでいます
ここでサラについて少し紹介
前日深夜までNetflixで「プリズンブレイク」(アメリカのドラマシリーズ)に熱中していた彼女は北イタリアの田舎出身、僕より一つ年下のバックパッカー
職業は写真家 兼 画家 と、多才で自由なアーティスト
被写体のテーマは「人」
まぁこれがほんとにいい写真を撮るので今でも僕は彼女のインスタを密かに楽しみにしていたりします
撮られている地元の人たちも写真を見て笑みがこぼれます
日の入りに向けて数ある絶景ポイントの1つマンダレーヒルを登ります
長い長い長い階段
約1000段らしいですが寺院内土足厳禁なので足の裏にかなりきます
アジアの文化が好きでその起源や歴史にまで知識を伸ばす頭脳派バックパッカー
日本の関西九州を訪れたそうですが、ヨーロッパと違い日本ではスーパーが町はずれにあるので自炊に苦労したそうです
苦手なものは早い乗り物と海産物
さて、1000段息を切らしながら登りきりました!
頂上のパゴダでは猫ちゃんが昼寝中
ぞくぞくと観光客が集まり夕陽の時間
夕陽って光源が強すぎて携帯のカメラじゃ上手く撮れないんですよね
諦めて少し離れたところからぼかしながら1枚
帰りはバイクタクシーが安かったので、ヨハネスをいじめます(彼は乗り物の中でもバイクが1番苦手)
ヨハネスは顔死んでますがサラは楽しそうですね
翌日は朝早く日の出を見に行くことに決めて解散
プリズンブレイク1話だけとねだるサラに釘をさしてベッドへ
が、別記事にする予定の考え事が頭から離れず大して眠れないまま起こされる始末
5時にまだ眠いジギを置いて街を出発し、U Bein橋へと向かいます
日の出まではもちろんティータイム
マンダレーの代名詞とも言われるこの橋
世界一長い木造の橋として人気急上昇中
お気に入りの構図「橋の下」
この橋がかかっているのは川ではなく大きな湖
波が立たないので鏡面になり写真映えします
一応定番の構図でも1枚
朝早くこの橋を渡るのは、寺に向かう僧侶と、離れた学校に通う子供たち
こんな写真とFacebookに上がっている僕の写真を見たサラが一言
「Tomoの写真には必ず線があるね。線を見つけられるいい目があればいいカメラは要らないんだよ」
顔には出さずとも、プロに褒められて有頂天のまま線を探しまくるお調子者
そんな日の出のいい気分に水を差すのは中国人旅行客
ツアー会社が用意したであろう被写体ミャンマー女性は、それっぽい着物を着て橋の上でポージング
同じく偽現地人の漁師は、魚のいない浅瀬で適当に網をかかげ「ほら!投げるぞー!1.2.3!」
・・・
隣の犬達が喧嘩を始めると一斉にカメラを向ける彼らに
僕「26ヶ国どこにいても彼らを見ると同じ場所かと錯覚するよ」
ヨハネス「不思議なのはこの人達はみんな全く同じ写真を撮ってるってことだ」
サラ「もし私が彼らと同じようになったらどっちか私を殺して」
というのもサラはパピー(英語:仔犬)が大好きなので、犬の喧嘩に嬉嬉としてカメラを向けるのには怒り心頭
橋から移動すること40分ほど
やってきたのはマンダレー西北部ミングン地区
仏教建築と川下りが有名な観光地です
Min kun pahtodawgyi
ピラミッドぶりの巨体さに圧倒されます
東西南北に入口があり、各小さな礼拝所に入れますが、遺跡なので内部は質素です
Mya Thein Tan Pagoda
白一色の美しい建築
ホール状に通路が繋がっているので鬼ごっこをしたら楽しそう
マーケットを眺めてマンダレーへ戻ります
もちろん船で!
早い者勝ち奥の特等席
1時間のリゾート船旅か350円という愛すべき国ミャンマー
ジギと合流し、3人に習字のプレゼントを渡し、ディナーと最後のティータイムでお別れ
夜行列車にのって次の街バガンへ
静けさで心と体を癒す古都マンダレー
別れはいつもの事ですが、1人別れを告げて旅立つのをこんなにも寂しく思ったのは初めてです
ありがとう児戯・茶楽・夜覇寝不
あ!線みっけ!