16ヶ国目ヨルダン〜かなづちが泳ぐ〜
イスタンブールからアンマンまでは飛行機で2時間
しかし!アテネ経由で半額以下の飛行機を見つけたので即決
結局10時間以上かけて深夜便でアンマン、クイーンズアリア空港到着
毎度空港ではコンタクトジャグリングのパフォーマンス
飛行機乗って良かったです
エーゲ海の空はとてつもなく綺麗でした
光の中を飛んでいるような雲の平原
照らす夕陽を眺めて心の中で呟いた言葉
「やけに静かでな
空が本当にきれいなんだ
ずっと 高い所を不思議な雲が
一筋 流れていてな
ベルリーニ 無事だったのか
ベルリーニ 待て どこへ行く?
ベルリーニ 行くな!
ジーナをどうする気だ
俺が代わりに行く」
はい、紅の豚のポルコでした
僕の特技はジブリのほとんどの作品の名シーンを暗唱できることです
ヨルダン(Jordan)🇯🇴
人口:9,710,752人
面積:92,300k㎡
首都:アンマン
言語:アラビア語
通貨:ヨルダンディナール(JD)=約160円
物価:★★★★
相変わらずタクシーにメーターはありません
値段交渉が面倒なのであんまり使いたくはありませんが、アンマンの中心部ダウンタウンには、空港から直通バスがないので
エアポートバス3JD
7thサークル着
タクシー4JD
でホステルへ向かいます
今回のホステルは日本人に有名なクリフホテル
アンマンでもうひとつ有名な日本人宿にマンスールホテルがあります
少しこのホテルについて話しておきます
2004年 このクリフホテルに泊まっていた日本人が香田証生さんです
彼は危険を承知でイラクへ入国し、その後アルカイダによって拉致されます
アルカイダの要求は48時間以内に日本自衛隊がイラクから撤退すること
日本はこの要求を拒否、香田さんは斬首という形で亡くなりました
そのチケットを取ったのが当時クリフホテルの従業員であったサメールさん
彼は罪の意識に苛まれ、自ら新しくマンスールホテルを創業し、別名としてコーダホテルと名付けました
そんな理由もありこの2つの安宿は日本人への待遇が特別いいと聞いていました
結果そんなにいいホステルだったかと言われれば、んーって感じですが、それは僕がヨーロッパから来たということもあるかもしれません
コーダホテルを選ばなかった理由はあんまり今は日本人に会いたいと思わなかったからです
朝からチェックインさせてもらい少し仮眠をとって旧市街をぶらぶら
シタデルの丘に登ってのんびり夕陽を眺めます
夜のダウンタウン
活気があって歩いてるだけで楽しくなります
大好きなバザール
こういう現地のバザールで、見たことのない魚やおばけ野菜を見てると、異国にいるんだなーと感じます
体調がトルコからずっと良くないのでホテルへ戻ります
2日目
死海観光
この時期に死海?って感じですよね笑
ペトラ遺跡の方が人気で見応えもきっとあります。
高いんです
ディスニーランドよりも高いです
観光客はヨルダン人の50倍取られるそうで、観光客ぼったくりがあからさま
加えてつい先週土砂崩れでニュースになったのもペトラ遺跡です
観光客は無事避難し、現在は復旧されていて客足も戻っているようですが、できれば万全な時に見たいです
さて!ということで死海に向かいます!
アンマンの旧市街は広くてバスターミナルがあっちこっち遠いので大変
一見何も無い駐車場らしき所から死海近くのラーマまで向かいます
値段は1JD(荷物を席に置いていると2JD取られるので椅子の下に置いとくといいです)
ラーマからタクシーで4JD
交渉次第ではもっと安くなると思います
死海にはヨルダン側とイスラエル側があり、ヨルダン側にも3つほどビーチがあります
シャワーや更衣室やプールのついているアンマンビーチが人気です(20JD)
僕が向かったのはフリービーチ!!
無料で死海に入れるなんて凄くないですか?
タクシーを降りる時に5JD札を出したらお釣りがないと言われ、コインは3.6JDしかなく、ちょっと揉めた結果5JD払いました
絶対帰りは使わないと心に決めて!!
死海〜DEAD SEA〜
まずは塩分濃度30%を味見...
...にっがい!塩辛すぎて苦い!
これは魚が住めないわけだ
実は死海は僕にとって小さい頃からの夢でした
なぜかというと
泳げないから
苦手なことは聞かれたら必ず答える密かなコンプレックス
北海道民って泳げない人結構いるんですよ
そもそもプールなんて1ヶ月くらいしかシーズンがないし、海は崖ばっかりでビーチが少ないんです
浮いた!!
息継ぎしなくても泳げる!
体育座り泳ぎという離れ業までできる!
底が塩の結晶だったりしてかなり痛いので、ビーチサンダルあった方が良かったです
アンマンビーチは賑わっているのに、ここは貸切!
屋外更衣室(ただの砂浜)で着替え、ぷかぷか浮きながら青空を独り占めしました
死海は世界で1番低い場所にあり、海面マイナス400m超!
おかげでアンマン市内と比べても驚くほど暑いです。
1時間くらいで真っ赤に日焼けしました
そろそろ肌荒れが激痛になってきたので引き上げてヒッチハイク開始
タクシーが多く、1JDでいいからと乗せようとしてきますが、「ヒッチハイクしたいだけだから」と断ってしばらく継続
あんまり車通りがない道なので10分ほどかかりました
わざわざ引き返して迎えに来てくれた日産の男性4人組
兄弟おじさん、おじさんの友達4人で帰り道
たくさんおしゃべりしていつも通り鶴をプレゼントしてお別れ
宿に帰ってシャワーで塩を洗い落とします
死海の海から出ると体がベッタベタになります
お湯が出ない!
...まぁこれくらいは想定の範囲内
いやー、まさかトルコで寒い寒い言ってたのに、炎天下で海水浴することになるとは、世界は広い!
飽きずに街をうろついてヨルダンに別れを告げます
バザールでエジプトまでの食料を調達
三日目、朝早く出発してイスラエルとの国境キングフセイン橋へ!
国境越えに関しては別記事にします
ヨルダンはとにかく死海が楽しかった〜
これからは水泳について聞かれたら
「いやー昔は泳げたんだけどね」
と答えられます