エストニア世界遺産タリンをのんびり観光
Tere!(こんにちは)
バルト三国の中でも異彩を放つエストニア!その首都世界遺産タリン!
フィンランドからはフェリーで2時間です
暇な時間にマジックショーを見てたりしてました
バルト三国などの東欧、南欧は日本では知名度が低いのでいまいちピンと来ないかもしれませんね。
それでも!僕の感じた魅力をできるだけ新鮮に伝えられるよう精一杯やってみます!
エストニア(Estonia)🇪🇪
人口:1,340,000人(奈良県と同規模)
面積:45,226k㎡(北海道1/2個強)
首都:タリン
言語:エストニア語
通過:ユーロ(€)
物価:★★★
実はエストニア。今回の旅の目的地のひとつなんです
ふらふらといいながらも楽しみにしている場所はいくつか決まっていて、何故エストニアがその1つなのか!観光しながら説明していきますね
フェリーがターミナルに着き、宿まで歩こうと思ったんですが、地図をよく見るとほとんどの観光名所が宿までの通り道にある!
明日の本番のために軽く眺めていこうかな
街の入口
気分はもう中世の貴族!
ストックホルムやヘルシンキも中世の町並み残る素敵な街だったんですが、タリンはそれらに較べて小さな中世って感じです
小さく感じるのは、城壁に囲まれていること、道路が石畳のまま残されていて大通りがないからです
そのため、タリンの建物は小さく、曲がり道行き止まり分かれ道だらけです
開拓地で行き止まりのない北海道出身者はこういう迷いそうな街並み大好きです!!(たぶん僕だけ)
この建物の名前は「太っちょマルガリータ」
当時街の防衛拠点として武器庫や監獄に利用されていた施設ですが、監獄で囚人の世話をしていたマルガリータという女性が太っちょだったのでこの名前になったそうです
はい、完全に教育委員会行きの案件です
マルガリータは想像したでしょうか?悪意からつけられた自分の名前が、500年後、エストニアを訪れる全ての観光客の入口となり、みんながにやけながら写真をとることになると
三姉妹(three sisters)
実はヨーロッパの物価にびびり、駆け足でラトビアに移動する予定だったのですが、一瞬で心変わり
宿に到着
その名もUnited Backpackers Hostel
受付のお兄ちゃんに2日泊まりたいんだけど、、、
って言ったらもちろんいいよと快諾
手伝えることがあればなんでもするから言ってね。両替すると高いし日本円でもいいよ。とホテルの名に恥じぬ優しさのオンパレード
ちなみに値段は1泊850円です
荷物を下ろしてすぐに出発
夜でも楽しめる観光スポットってあるかな?
「旧市街のほとんどの所はライトアップされてるから散歩でも楽しめるよ」
Aitah!(ありがとう)
綺麗
ラエコヤ広場
こういうテラス席が並ぶ広場は日本にはあまりないですね
大学のフランス語の先生が、「ただの空間は
広場とは呼ばないんだよ。カフェやラストランが並んで、人の集まるところをヨーロッパでは広場と言うんだ」
って言ってたのを思い出しました
スーパーマーケットを見つけたので物価調査に入ってみる
安い!
日本とほとんど同じかものによっては少し安いくらい!
レジは全自動で隣のお客さんが使い方を教えてくれました
これで78€(100円)
なにやら音楽が聞こえてくるので誘われるように路地を進む
街並みにぴったりの柔らかな音色
正体はこのお兄さん!ハンドパンという楽器だそうです(写真は翌日の昼に再会した時撮影したものです)
あまりの美しさに持ってたコイン5€くらい全部いれちゃいました
ぜひYouTubeで聞いてみてください!
花屋通り
自由の広場
さてお腹もすいてきたし、北欧で我慢した分どこかで食べようかなと思ってたら、北欧のかわいらしいお姉さんに声をかけられ即決
タリンの客引きは全然しつこくないです
メニューみませんか?って言ったあとは離れていくのでみんな気楽にメニューを見て去っていきます
黒ビール。飲む前から雰囲気で酔いそう
ベジタブルスープと豚肉の伝統料理を頼んだんですが、スープ多い
とっても美味しかったです。蜂蜜と謎の酸味のある木の実のソースがよくあってました
お姉さんに別れを告げて宿へ
エストニアは英語話者がヨーロッパでも五本の指に入る国。北欧もそうでしたが子供でもおばあちゃんでも英語が通じます。よくそんな速さで切り替えられるなと感心します
洗濯物をして就寝
2日目
今度は昼のタリンを満喫しようと昼前から動き始める
撮影NGですがやっぱりロシア正教会内部の装飾、絵画が豪華絢爛です
ドーム教会(名前があるかもしれない、英語の地図にはこう書いてた)
修復中ですが中世に栄えた教会で、支援していた貴族達の紋章が両壁にこれでもかと飾られています。
ちなみに中世は階級制度なのでこれらの教会はもちろん市内でも丘の上にあります
丘の上の展望台
この写真城壁の上から撮ってます
こんな感じで
丘をおりていきます
昼のラエコヤ広場
ユーロはこれからも使うので両替をしに市街地を出てショッピングセンターへ
城壁の外に出ると突然現実に引き戻されたような都会景色が広がります
お腹がすいたな〜
ん、いい匂い
いい雰囲気
伝統のElk soupと1パイント(600ml弱)のビールをオシャレな器で
トラムに乗ってkadriorg(カドリオルグ)公園へ
カドリオルグ宮殿
ロシア皇帝ピョートル大帝が妻エカチェリーナにおくったバロック様式の宮殿で今は美術館です
その庭
どこの公園もこの時期は紅葉がとにかく綺麗ですね
物価がとても安いので、スーパーに行く気も起きず5€のピザと5€のパスタ。
エストニアはどこのレストランもカフェも無料のWiFiが繋がります。ヨーロッパ一のインターネット天国と呼ばれ、IT分野ではSkypeが生まれた国。今でも多くの外国企業が拠点を置いています
エストニア独立の際ロシアから世界初のサイバー攻撃を受け国営が麻痺した経験を持ち、同じ過ちを繰り返さぬよう世界屈指のIT大国に生まれ変わりました
ただ環境は整っていても技術者が少ないので、企業誘致やスタートアップの設備支援、移民のサポートは他の国に例を見ないほど進んでいます
聖オラフ教会
子供たちの作品や写真が飾ってあります
丘の下の教会なだけあってここが1番ローカルでした
トンネルを抜けると
聖カタリーナ通り
今も続くギルド(商工会)の通りです
帰って来ると昨日の受付のお兄ちゃんが休憩中
話してみると日本に行きたくて日本語を勉強中とのこと。静かな日本を見たいから、福岡や四国を船で回りたいんだ。ってかなりディープ!
ただベネズエラ出身ということで日本ビザが降りない。
主要国で行けない国のない日本人には耳の痛い話
詳しい訳ではないので大層なことは言えないんですが、日本は観光客や移民へのキャパシティや設備が十分じゃない。治安の悪化。わかります。でもそんなのは開かなければいつまでも充実しないんではないかと勝手なことを思いつつ
色んなことを教えて貰ったお礼に名前を習字で書いてあげました。
書いてすぐあげちゃったので写真撮るの忘れたんですが「江戸我流」って描きました
Edgar 英語読みだとエドガーですね
その流れで折り紙も取り出して、あれ?鶴の折り方は忘れたなと思って調べようとしたらトルコ人のEsinが教えてくれました笑(なんで知ってんの?)
バックパッカー達なだけあって折り紙の知名度100%でした。ついでに香港から来た人にカエルまで教えてもらうという情けなさ
Esinの鶴、何だか細部がアーティスティック
宿は和やかで、部屋にキッチンロビーどこにいってもおしゃべり相手がいました
全然知らなかったんですがトルコリラが暴落して行けばリッチになれるらしいです。ということでトルコはビザの許す限りいるかもしれません
あと、モロッコ人の兄さんにアフリカはビザ問題が大変なんだって言ったら、「いいから行ってみなよ、アフリカは決まりより金がものを言うから大丈夫だよ」
うん、そういうのが心配なんだけど、、、
スペインや南米の陽気とはまた違う底抜けの明るさがありますねアフリカ人には
三日目
朝起きて何度も通ったラエコヤ広場の隣の通りへ
パフォーマンスしてきました!
マジックやジャグリングはコミュニケーションの道具のつもりで、飢えるまではストリートパフォーマンスはしないと思ってたんですが、ハンドパンのお兄さんやフルートアコーディオンの演奏を見ていて胸の高鳴りが抑えきれませんでした
1時間20分ほど演技していました
後半腕がきつくなるも「あの子供たちが通り過ぎたら終わろう」「あ、遠くから見られてる。あの人が撮影し終わったら」と止められずにバスの時間ギリギリになってしまいました
集まったお金は18.12€(約2300円)
いくらでもいいです。タリンでしたことに意味がある
子供たちの驚いた顔、飛び跳ねて喜ぶ姿、自分のお財布から投げ銭をしてくれる可愛らしさ
大学時代は大人相手の仕事が多かったので、久しぶりのストリートパフォーマンスを通して原点回帰できたかなと満足してます
昼過ぎのバスでラトビアの首都リガへ向けて出発
外国人仕様のバスは席が広くて快適です。
ユーロって金色なのでお金持ちになった気分になりますね(バスでちゃっかりお金を数える汚い大人)
エストニアのいい所
・街が綺麗で雰囲気も最高
・物価が安い
・日本からのアクセスが良い
・英語話者が多い
・ロシア人とフィンランド人の混血で美人がすごく多い
・ITが強くノマドワークに向いている
住みたい国暫定1位です
フィンランドやロシアといったメジャー国へ旅行する際は是非是非エストニアへも足を運んでみてください!
4ヶ国目ラトビアへ向かう長距離バスの中からでした!