ストックホルム-ヘルシンキ1泊2日の船旅
こんにちは!現在2カ国目ヘルシンキにいますTomoです
ストックホルムには随分長くいた気がしますが、思い出と悔しさいっぱいのメトロと運河に別れを告げ
次の都市ヘルシンキへ向かいます
この2ヶ国は空路でも多くの便で繋がっていますが今回は安さと(1泊分の宿代が浮く)、僕自身が飛行機より船好きなことからフェリーで移動することになりました
ストックホルム、ヘルシンキに加え後日訪れる予定のエストニアのタリンと3都市が4社のフェリーで繋がっています
今回はとにかく1泊というのが大事だったのでタリンク&シリヤラインを利用
やっとシャワーを浴びれる!
アーランダ空港はとても快適だったんですが、とにかく寒くて朝方トイレの水で髪を洗う気にはなれなかったわけで
やっぱり寒いのは嫌です
そもそも僕が東京の大学に出たのは寒いのが嫌だからってのも半分
冬に帰省しないのも、夏は毎回帰省するのも、一重に寒いのが嫌だから!
どうして北欧に来てしまったんだろう。
気温だけ見ると北海道と大して変わらないように感じますが、海と極が近いので、日照時間等相まってかなり寒く感じます
朝起きて
時間までは飽きもせず図書館に通ってのんびり
外に出るとどこからか歌声が
前日は気づかなかったんですが図書館の隣には高台の公園が!
ストックホルムを一望できる穴場スポットでした
歌っていたお姉さんに声をかけてフェリー乗り場まで1時間ほど歩く(写真右下)
つかない。歩けど歩けど全然つかない。
フェリー乗り場って看板からターミナルまでの歩道橋の長いこと
そして乗船
あれ?間違えたかな?
すごく豪華客船に乗り込んでしまった
カジノにクラブにプール、ファッションにジュエリーショップに免税店
吹き抜けのオシャレな作りで、レストランが4つバーが4つ
バックパッカーなんて周りにいないしみんな家族連れだし
とにかく部屋に荷物を下ろして1回冷静になろう
と思ったら部屋はちゃんと車より下の最下層(2階)でした。よかったー。ん?よかったのか?
新潟-北海道のフェリーに慣れてる僕からすると、最下層でも個室でシャワーがついてるなんてこんな贅沢なことは無い
三日ぶりのシャワーも踊りだしそうだけど、とりあえず全施設見て回ろう
ジャズバー、ワインバー、ビールバー
寿司屋、フレンチ、ビュッフェ、カフェ
さて、今日はどのレストランにしようかな〜
はい。これです
昨日の残り物と25円のパン沢山、まさか北欧まで来て30%offの食パン買うとは思わなかった
いいさ、最下層で乗組員生活の方が気が楽だし!
フィンランド人が握った寿司なんか食べたくないし!
泣きながらもはや小麦粉で作られているか怪しいくらい硬いパンを噛みちぎり、三日ぶりの洗濯に精を出す
コインランドリーなんてないので手洗い
それでもなんとかこの船を楽しめる方法を考える
だって豪華客船のWiFiも届かない部屋で寂しい夕食とシャワー浴びてた話なんて面白くないでしょ?
とにかく賑やかな階を行ったり来たりしているとなにやら行列を発見
免税店(ほんとに何もかもあって百貨店みたいな広さ)のオープン待ち
買う気は無いけど時間はあるから並んでみる
オープンと同時に多くの中国人に紛れてなだれ込む
これだ!!!!
カジノとナイトショーのステージが始まるのは20時、あと2時間半!
急いで7階から2階まで下り、餞別にもらった10€札を1枚握りしめて免税店へ
4.5€のアフリカワインとせめてものつまみにヘラジカの缶詰4.4€を買ってまた2階へ駆け下りる
部屋でいつもの3倍しっかりシャワーを浴びて唯一残っていたキレイな服に着替え免税店へダッシュ!
テスターのヘアワックスと香水を人目も気にせず大量に使い、お酒の試飲コーナーを順番に回る
ジン、シードルが3種類、ウィスキー
そして部屋に戻ってワインとヘラジカを用意
まるでそれまでバーで飲んでいたかのような最高の気分でショーに参加出来る!!
・・・ヘラジカが思ってたより臭い
鹿肉は知ってたからあらかじめ思ってる3倍まで臭くても耐えられるように鼻の準備してたけど、ちょうど3.1倍臭い
鼻をつまんで口に放り込む
うまい!
たぶんヘラジカが美味いんじゃなくて久しぶりの肉だから上手い!臭い!上手い!臭い!
こんなジップロックの使い方したくなかったけど、今日の安眠のための犠牲
さぁ20時!北欧の美人の踊り相手を捕まえに行くか!
フリーの人なんているわけ無かった。街のクラブじゃないんだから。
みんな家族かカップル。お酒を奢ってくれそうなおじ様も居ない。
余ったクローナとお釣りの1€を混ぜてビール一杯をちびちびとすする。(国境なのでどっちも使える)
誤解のないように、ショーは最高でした。
ダンスにジャズ、バンドの演奏では様々なカップルがダンス
恋人、パパとママ、パパと娘、姉妹、赤ちゃんとお母さん
唯一話しかけてくれた三児のパパはフィンランド人で、田舎に住んで小さな島をひとつ持っているらしい
使えるフィンランド語教えてって言ったら、kiitos(ありがとう)、perkele(やばい、fuckのような怒った時ミスした時驚いた時いつでも使える言葉)を教えてくれた。まぁ後者は使わないだろうな
踊り相手もいないので(いても踊れないけど)カジノを眺める
ん?
ブラックジャックの台に目が止まる。使っているカードはbicycleで見たところ7組、カードは全て終わるとシャッフルして戻している。カウント出来そうだしAの1枚2枚ならBeeじゃないから目で追える
しかもディーラーが変わって手さばきは遅くなった
これ行けるな。ここで100€くらい勝てばストックホルムの借りを返してフィンランドでレストランに入れる!
(カジノのブラックジャックはディーラーの行動が全て決まっていて確率論で5分ですが、スプリットなどの手段がある分、そうそう大きく負けません。残りのカードを数えて賭け金を調整するゲームです。理由多々ありまず普通のカジノでは出来ませんが)
ふとカジノが大嫌いな友達の顔が頭に浮かんだのでやめました。
いくら勝率が高くても100%はないわけですし、賭け事なんてするもんじゃないですね。
代わりに、さっきのフィンランド人のパパのところへ行って子供たちにマジックしてきました
大人しくショーを終わりまで眺めて就寝
すごく疲れた
けど誰より安く楽しんだはず
部屋がヘラジカ臭い