水の都ヴェネチア〜晴れ時々アクアアルタ〜
〇〇のヴェネチアと呼ばれる都市は多いものの、やっぱり本物の水の都に行かなければ!
ポケモンやワンピース、数々の作品の舞台となり日本人の若い世代ではローマよりも人気があるかもしれません
ということで11ヶ国目イタリア!
イタリア(Italy)🇮🇹
人口:60,430,000人
面積:301,230k㎡
首都:ローマ
言語:イタリア語
通貨:ユーロ
物価:★★★★
隣駅のVenezia mestreから1.3ユーロ、時間にして15分でヴェネチアに行くことができます
天候はあいにくの曇り
てるてる坊主を心の中で作りつつ散策開始
カナルグランデ
駅の目の前に広がる運河には水上バスに水上タクシー、ゴンドラ(オール1本で漕いで進む船)、小型フェリーなどヴェネチア感満載
所狭しと並ぶ建物と運河の影響で道はかなり狭い、似たような橋が各地域を結んで数多くあるので、地図無しで歩き回るのはほぼ不可能だと思います
ヴェネチアから北側に少し進んだ所にムラーノ島という島があります
この島は伝統的なガラス細工が有名で、街中にもこのムラーノグラスを扱うお土産屋さんがたくさん並んでいます
綺麗ですね。バックパッカーじゃなければぜひお土産に買っていきたいところ
雨が降ってきました
中央広場に着いたものの、浸水しています
地元の人々の手で瞬く間にギャングウェイと呼ばれる通路が敷かれます
ただでさえ混んでいるのに道が狭くなったので列はどこまでも続きます
皆が歩いているのがギャングウェイ
ツアー客や現地の方は雨にも長靴やカバーと準備万端です
今回は雨の影響もありますが、ヴェネチアではラグーン(潟)の構造上、押し戻しの風が強まると晴れていても街中まで浸水することがたびたびあります
これを現地ではアクアアルタと呼びます
ちょうどアクアアルタの時期ですので、晴れよりもこちらの方がヴェネチアらしくていいのかななんて考えてました
お土産屋さんやレストランの運搬はほとんどが人力
橋が多いので大変そうです
極厚ピザ
値段が一緒なのでお得感がありますが、もはやほとんどパンです
今日の昼食
雲が空を覆っていて夕陽は期待できないということで夕方にはホステルに戻りのんびり休憩
チャイナタウンで麗しのカップ麺を発見し夕食
洗濯でもしようかとコインランドリーに向かうと
洗濯3ユーロ、乾燥3ユーロ
アホらしいのでシャワー室で手洗いして部屋干し
女性同室と言えども無駄遣いをする訳にはいかないので堂々とパンツも干します
2日目
少しずつ雲が減ってきたので美しいヴェネチアにリベンジ
晴れの日のカナルグランデ
今日はゴンドラも解禁されていました
1時間80ユーロと高額のため晴れていようが僕は歩きです
今日は地図無しで挑戦
対岸に見えるのはサンタマリアマッジョーレ教会
昨日よりは少ないものの相変わらずの観光客の多さ
こちらはリアルト橋からの眺め
あてもなく川沿いを歩いているだけでも風と運河のヴェネチアらしさが感じられます
バスの時間のため夕陽にはぎりぎり間に合わず帰路につきます
電車の中で夕暮れが綺麗でした
10時間の夜行バスでローマへ向かいます
ヴェネチアはターミナルではなくバス停だったので、念の為並んでいた女性に行き先を聞くと、おそらくここで大丈夫
バス会社のお兄さんに聞いてみなさいということで確認するとお兄さんは
「日本語で大丈夫ですよ」
まさかのお母様は木更津出身のハーフでした
懐かしい日本語でおしゃべりしていると隣から「日本人の方ですか?私達は日本語を勉強しています」と、イタリア人とドイツ人の女性ペア
大学で勉強しているだけあってスムーズな会話に笑みがこぼれる
観光地では「コンニチハ」「サヨナラ」くらいは聞けても会話ができるなんてことはまずないので、普通の会話をしているだけでなんだか幸せな気分
雨でも晴れでも楽しめる街ですが、雨予報の場合は靴カバーを借りましょう
時間があれば近くの島に足を伸ばして海側からヴェネチアを眺めてみるのもいい思い出になりそうです
食事は総じて高いですが、中央地区と南側の地区ではローカルなお店もあり比較的安くワインや食事を楽しめるのでオススメです
ローマギリシャは晴れるといいな
ミュンヘン 〜のんびり一日観光〜
本当はベルリンやドレスデン、ハンブルグやニュルンベルクとドイツで行きたいところはいくつかあったんですが、時間とお金の問題で1つになってしまいました。
北部はベルギーやオランダやデンマークと一緒にいつか回ろう!
ということでやってきたのはドイツ南部ミュンヘン!
ドイツ(Germany)🇩🇪
人口:82,670,000人
面積:357,121k㎡
首都:ベルリン
言語:ドイツ語
通貨:ユーロ
物価:★★★★
ドイツ第三の都市です
有名な白鳥の城、シンデレラ城のモデルにもなったノイシュバンシュタイン城に日帰りアクセスできる観光都市としても人気が高い街です
いつも通りの早朝到着
夜行バスはなかなか寝れないので体力がないと連日は厳しいです
到着したバスターミナルはスラム化していました
セキュリティやバス会社の人は帰るのにターミナルだけは開いているので、ホームレスとドラッグらしき人達、飲み潰れた若者で溢れています
外から眺めるミュンヘン中央駅の朝焼けは美しい
観光と言ってもミュンヘン自体にはそれほど建築が多い訳ではないのでのんびりと一日で見て回ることができます
相変わらず寒いので建物が開く時間までミュンヘン中央駅へ
サンドイッチ屋さんがたくさんあったのでカプレーゼサンドを買いました
モッツァレラチーズがこれでもかと挟まっていで値段相応の満足感(450円)
ウィーンで少し感じ始めていましたがやはり物価の高さを感じます
とはいっても日本とほとんど同じなんだからだいぶ感覚がズレてきていますね
まずはマリエン広場にそびえ立つ新市庁舎
ネオゴシックの迫力ある建築です
小学生の頃、図工の版画で何を思ったかケルン大聖堂を題材に選んだ僕は、このゴシックというややこしい建築に死ぬほど苦労しました
そんな頃からゴシック建築大好きなので、この重厚な構えと彫刻は圧巻
ヴィクトリアーリエンマルクト
マリエン広場から繋がる大きな市場で有名ですが、全て閉まっていました
日曜日でもないのにと不思議に思い街の人に聞いてみると、11月1日は諸聖人の日(万聖日)という祝日にあたり、どこもおやすみとの事
残念
砂細工のパフォーマンス
透明人間
ユニークなパフォーマンスが多かったです
街に響き渡る鐘の音♪
鳴らしていたのはフラウエン教会
内部にも入れます
右側の塔が工事中でした
少し離れてアザム教会
アザム兄弟が私財を投じて作りたいものを作ったという教会
内装が恐ろしく豪華なんですが今日は撮影NG(通常時は撮影可能なはずです)
高級ブランドショップの立ち並ぶマクシミリアン通りを抜けてオデオン広場
オデオン広場に面して建つのはテアティーナ教会
バロック様式の美しい建築の中は真っ白の内装と彫刻達が並びます
広場を挟んで向かいにはレジデンツと呼ばれる宮殿があるんですが工事中で幕が張られていました
教会は宗教行事で、街中は祝日で、工事も沢山。オフシーズンと無計画を含めてもついてないとしかいいようがない
ということでイングリッシュガーデンにやってきました
ここなら閉まる心配も工事の心配もありません
イメージは東京新宿御苑
ただこちらの方が遥かに広く、端から端まで6kmなので全部見て回るのは骨が折れます
この水平線のような層の雲初めてみます
なんて言うんだろう
中には池や川と水場が多く、夏はサーファーまで集まってサーフィンができるスポットもあるそうです
午後は暇になったので読書をしたり散歩したり
気がつくとこんな所まで近寄っていたかもさん
お昼から青空が広がり、みんなベンチで日向ぼっこしていました
一斉に並んで引いていく雲
夜はスラム街を散歩したんですが、ホームレスの多さと治安の悪さにびっくりでした
日本のホームレスを東京で初めて見た時も衝撃でしたが、こちらはまた少し感覚が異なります
いたずらに皆さんのミュンヘンの印象を下げたくないので詳しくは書きませんが、とても複雑な心境になりました
ドイツはこの数年中東情勢から移民の数が激増し、ナショナリズムが高まっている風潮があります
僕は個人的に中東難民を受け入れ続けたドイツ政府に好感を抱いていました
しかし、それは外から見た部分だけで自分の国のことではなかったんだと
その裏側にあるシステムのぐらつき
ユーロ経済の不安定さ、人種差別、格差、歴史背景
そんなものの負の塊みたいなものを感じさせられました
まぁドイツに限らずスラム街は決して楽しい場所ではないので、あと絡まれるとかなり厄介なので近づかないようにしましょう!
今日の夕食
公園で地元のお姉さんがカバンから青リンゴを取り出しがぶりとやっていたのを思い出し羨ましくなってやってみました
果物アレルギーなの忘れていました
あぁ、またトイレに1ユーロ
ドイツ南部は他ものんびりとした都市が多いようです
バスや電車で郊外のお城に足を伸ばしたり、ビアガーデンで街並みを楽しみながら食事をしたり、歩き回るのが苦手な人にドイツ南部観光おすすめします
そして、ドイツ人はとても優しい印象でした
首都じゃないというのもあるんでしょうが、街ゆく人に話しかけられたり、接客がよかったりみんなにこにこしていてまた来たいなと思える街です
次は夜行バスでヴェネチアから!ダンケ!
プラハ観光→世界一美しい街チェスキークルムロフ
ビールビールビール!
水より安いって聞いたビール!
観光なんてしないでずっとドミトリーで飲んでようかな
チェコ(Czech)🇨🇿
人口:10,369,000人
面積:78,866k㎡
首都:プラハ
言語:チェコ語
通貨:チェココルナ(CZK)=5円
物価:★★★
バスの到着が1時間近く遅れ、市内バスも走っていないので歩きます
宿はホステル兼ホテル兼プール兼サウナ
ということで今までで1番豪華なホステルでした
1泊の値段は850円
部屋はホテルのスイートルームにベッド8台詰め込んだ形なので不格好ですが、各部屋にシャワーとトイレがあるのは便利!
前日ほとんど寝ていないのですぐに眠りに落ちました
1日目
旧市街からは3km程と少し遠め(メトロとバスが近いことを後で知りました)
朝からかなり体調悪くお腹の調子も芳しくない中、正露丸で誤魔化してとりあえず歩きます
プラハは川を挟んで東側が賑わいのあるエリア、西側が有名なプラハ城とその城下町となっています
西側から観光していきます
共和国広場
ここからプラハ王宮までの直線2.5kmが王の道と呼ばれ観光スポットの集まる旧市街となります
市場が開かれていました
猪肉のソーセージを味見したり、工芸品を眺めたり
チェコは工芸の国で、手作りの素敵なお土産が数え切れないほどあります
ボヘミアングラス、木のおもちゃ、マリオネット、鉄細工、革製品
こちらは織物です
このおじいちゃんの作ったカバンやポンチョが右側の屋台で売られていました
世界史ででてくるイギリス産業革命の始まり、ジョン・ケイの「飛び杼」初めて本物を見ました
チェコビールと大きなソーセージのホットドッグで一息
市庁舎
上部円形のエリアに描かれているのは、チェコを代表する画家アルフォンス・ミュシャの「プラハへの賛辞」です
ミュシャの作品が好きで六本木の新国立美術館にも行った僕としてはもう満足
ちなみに彼はフランスで活躍したため世界的にはミュシャとして有名ですが、チェコ人なので現地の発音ではムハです
隣にそびえる火薬塔
真っ黒な上に逆光だったので無理やり写真の輝度を上げています
季節と時間によってはどうしてもこういうことあるんですよね
共和国広場からまっすぐ5分ほど進むと旧市庁舎広場
ティーン教会
上に見えている2本の塔がそれです
手前には時代背景から教会にあえて入りにくくするよう建物が建てられたらしいんですが、写真に収まらないのは残念です
左どなりに石の鐘の家
壁に鐘が埋まっています
広場中央ではシャボン玉のパフォーマンスが行われていました。
異端として火刑に処されますが、彼の遺した革命の火は受け継がれていきます
ハプスブルク家に反旗を翻した27人のボヘミア貴族の首が並べられた処刑場後
聖ミクラーシュ教会
中も素敵で、7時からコンサートがあるということで誘われました
内容は
ビバルディ四季より春・夏
アベマリア
パッヘルベル カノン
などなど僕でもわかるメジャーな曲が沢山!
オーストリアで聞けなかったぶんぜひ聞きたい。値段も20ユーロとぎりぎり手が出せそうな金額
もう少し考えることにして旧市庁舎広場最後のスポット
旧市庁舎(タワー)と機械時計
下はカレンダーになっています
この時計のデザインかなりかっこよく、お土産屋さんの木彫り時計もこのデザインを摸したものが売られています
一日に3度チャンスがあるんですが今回は見られませんでした
ヨーロッパといえば移動は馬車!もあるんですがプラハではこちらのクラシックカーに乗ることもできます
クールに決めたい時は断然こちらですね
川の西側へと繋ぐカレル橋
歩行者専用の橋なので両脇にはパフォーマー、手作りアクセサリー、似顔絵師など賑わっています
ハンドパン再び
タリンのお兄さんの方が上手でした
楽しげなおじさんバンド
奥に見えているのがプラハ城です
人だけでなく人形もギターを弾いてますね
王宮前の坂道
ちょっと寄り道したいのでもう少し登ります
まだ登る
かなり体がきつく頭も痛い
今日ははやくかえって休もう
寄り道したのは図書館!
本には触れませんが古書の並んだ部屋と一部中世の本や化石など展示を見ることができます
ウィーンよりだいぶ安かったので
帰り道に見つけた細い道
意外と段数ありますがもちろん登りました
図書館から少し下った道からの景色
ヨーロッパの夕陽は雲がかかっていても美しい
この辺りはプラハ城を超えて登ってきたので観光客も少なく、のんびりすることができます
プラハ城
中には宝物殿、大聖堂、庭園、王宮、黄金の小道など見どころたくさん半日コースの大人気エリアです
実は僕は入っていません
プラハ城・コンサートどちらも楽しむ程僕のお財布は大きくなく、苦渋の決断で城を諦めました
おすすめ度口コミかなり評価の高いお城ですのでみなさん来る時は必ず入ってください
お城の入口前からの景色
空もいい感じです
悔し涙と共にお城を後にしカレル橋を戻ります
違う道で戻ると綺麗な飴屋さんを発見
こちらは橋をおりたところでふらっと立ち寄った教会です
入口で2人の男性がトロンボーンをさらに細長くしたような楽器を演奏していました
カレル橋は両端にこのような塔が立っており登ることもできます
夜の旧市庁舎広場
美しいですね
そんな中今日も貧しい夕食
バイオリン、リコーダー、ハンドパンにバンドもいくつか
晩御飯を食べていたら正面のティーン教会前に展覧会の表示を見つけました
ウォーホル
ダリ
これは見たい!
結局コンサートを諦めてこちらの3つの展示のうちミュシャだけ(値段が変わるので)見てきました
ダリは新国立美術館に行ったので今回特別見たい絵はありませんでした
受付でミュシャって言ったらムハと言い直されました笑
アルフォンス・ミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する多彩な芸術家
無名の印刷会社従業員から一夜にして時の人となった天才です
足がかりになったのは当時絶大な人気を誇っていた役者サラ・ベルナール。
彼女の劇のポスターを作ったところ、上司には見向きもされませんでしたが民衆には大盛況
その後ポスターやタイルなど大人気を博しジュエリーデザイナーとしても活躍します
と、ここまでが一般的に注目されるミュシャの全盛期で、こちらの展覧会もポスター中心でした
一方で僕が日本でミュシャを見て感動したのは50歳を過ぎチェコへ戻った際に作成した20枚の大連作「スラヴ叙事詩」
6×8mの巨大な絵が20枚、普段はチェコのヴェルトゥルジュニー宮殿に展示されています
去年初めてこの連作が国外に持ち出されたのが日本の新国立美術館なんですよ
行ってよかった。
今回はミュシャ本人やサラ・ベルナールの写真、スケッチなんかを見れたので満足です
2日目
早起きをして長距離バスターミナルへ向かう
向かう先は南ボヘミアにあるチェスキークルムロフ
観光地としての歴史は浅いいものの、世界一美しい街と称される街並みを見てみたい
空がものすごいことになっていた
レンガ造りの門をくぐり、ではなくこれはトリックアートです。実際はただの石ですね
チェスキークルムロフの人気の理由の一つに、街の至る所に施されただまし絵があります
全部絵です笑
クルムロフ城の回廊にある展望台からの眺め
入場無料で、シーズン中のみ内部に入れます
そのシーズンというのが10月まで、この日は10月31日。ついてますね本当に
観光客の多いこと多いこと
一面に並ぶカラフルな建物が可愛らしい街並みです
お土産屋さんの綺麗な飾り
風鈴とも違いますがくるくる回って芸術的です
離れたところからお城を撮影
世界一美しいと呼ばれるのもわかる気がします
聖ビート教会
お城の対岸に位置する尖塔が目を引きます
内部
中世ヨーロッパの教会は王族貴族の出資であることが多いので、大きな街でなくとも各貴族の避暑地などにこうした立派な教会を見ることができます
ラフティングで川からこの街を眺めるのも素敵ですね
そして安めのレストランを探し出し晩御飯
兎の肉とポテトサラダとビール
うさぎの肉は鶏肉とそっくりで、なるほどだからうさぎは1羽と数えるのか(←厳密には違います)と納得したり
さて、プラハまではまた3時間弱程かかるので少しのんびりしてバスターミナルへ向かいます
お腹が痛くて終始しかめっ面だったのはチェコの皆さんごめんなさいですが、美しい街並みと工芸品、そしてビールをのんびりと楽しめた国でした
ビールの値段はスーパーで500ml缶60円から
2Lのペットボトルというチェコならではの売り方もされていました笑
今度は体調万全にして、誰かと一緒に一日中ビールを飲みたいな
次はドイツ南部ミュンヘンです
音楽の都ウィーンの観光スポット早足解説
昼頃にバスターミナルにつき、ちょっと遠かったのと、バスターミナルのロッカーが使えなかったのでメトロで市街地へ
モーツァルトとシュトラウスを産んだ音楽の都!ウィーンinオーストリア
オーストリア(Austria)🇦🇹
人口:8,794,267人
面積:83,870k㎡
首都:ウィーン
言語:ドイツ語
通貨:ユーロ
物価:★★★★
メトロを出るとすぐさま飛び込んできたのが
ステファン大聖堂
とにかくでかいです
観光地としても位置的にも中心の役割を果たし、観光客とお店で賑わっていました
高いです。天まで届きそうです
南塔は階段、北塔はエレベーターで登れますが荷物があったので今回は諦めました
天井の高さと奥行で王宮に居るような感覚でした
すぐ隣に
モーツァルトの家
ウィーンの長い歴史の中でもモーツァルトはやはり飛び抜けていたということが伝わってきます
ここで、突然貴族衣装の男性に声をかけられます
モーツァルトとシュトラウスのコンサートチケットの販売員でした
演目も素晴らしくオーケストラに加えバレエやソプラノもある
値段を聞くと32€(4000円ちょっと)
ウィーンで世界的作曲家のコンサートを2時間たっぷり!!
カジュアルな服装でも大丈夫!
泣く泣くお断りしました
日本にいてこの話を受けたら間違いなく飛びついていたと思います
が、バルト三国から中欧を通ってきた今4000円とはすなわち4泊~6泊ほどの大金
まだ旅が始まったばかりということも考えるとお財布が開きませんでした
三位一体の像
中世ヨーロッパを苦しめ黒死病とも呼ばれたペストの終了を記念して建てられたモニュメントです
全世界で人口の三割、ヨーロッパでは半数が亡くなりました。そこらへんのパニック映画より余程恐ろしい
世界一立派な図書館
入場料が高くてやめました
ここはどちらかと言うと図書博物館ですね
歴史的な書物がいい雰囲気で並べられていて、複合的にいくつかの博物館が入っています(だからチケットも高いのか)
歩いていると人だかりとヘリコプター
軍隊のパレードに当たったらしく戦車も走っていましたがあまり興味が湧かなかったのでスルー
見たかったのはこっち
ホーフブルグ宮殿
住んでいたのはもちろんハプスブルク家
王宮であり政治の中心。貫禄があります
市庁舎
毎日ここに通う公務員の方達はどんな気分なんでしょうか
あー荷物が重い。それでもここまで歩いたら今更ロッカーを探すのはもったいない
君は荷物が軽そうでいいね
初めて見たスポーツ
2対2の4人で円を作り、よく跳ねるボールを手のひらを使って敵陣地に落とします
自軍内のパスはノーバウンド、敵に渡す場合は真ん中のトランポリンにワンバウンドさせてスマッシュをしたり優しくドロップにしたり
他でも2回見たのでかなり人気のスポーツなのかな?
名前のわかる方がいたらぜひ教えてください
ストリートマジック
実はこの建物地図で発見して気になっていました「Museum of Illusion」
行列の前では若いお兄さんがスポンジボールなどのマジックをしていたので子供たちに混ざって並びます
これが
こうなる
、、、
そっちかーーーーーー!!!!!
英語って紛らわしい。
Illusion=「錯視」の方でした
ストリートのお兄さんは本当にただの待ち時間楽しませ係だったのね
トリックアートのような感じで写真撮影スポットも沢山。1人の僕は写真を撮ることさえできず、そもそも子供とカップルだらけですごく恥ずかしい
なんでこのお兄さん一人で来てるんだろう
って声が聞こえてくる
仕方ないので
「ふむ、これはパレイドリア現象か、、こっちは、、」
と、そっちの専門家のフリでもしてみる
、、、10ユーロ、、、
ウィーン国立歌劇場(オペラ)
大きすぎてどこから撮るのが正解かわかりませんでした
シュニッツェル
チキンカツですね。値段もお手軽(これで450円)で食べ応えもあるオーストリアのソウルフード
肉自体はかなり薄い
日本のカツのイメージで行くと衣が少し油っこく感じるかもしれません
そして空港泊
ウィーンはハンガリースロバキアから抜けてきた僕からするとあまりにも物価が高く、水500mlが260円したあたりで空港泊に決めていました
世界の寝やすい空港ランキング(本当にあるんですよ)でも可もなく不可もなくといったところ
期待していたんですが
席が少ない
ハエがすごく多い
休憩スペースがターミナル間にあるので朝早い
と散々でした。2時間くらいしかちゃんと寝てない
2日目
今度はちゃんと中央駅に荷物を預けられました
シュトラウスのいる公園
機械時計
毎時間オーストリア(主にハプスブルク家)の有名人が時計を横切ります
機械時計なんて日本ではあまりみませんね
「耳をすませば」の地球屋を思い出しました
そして今日のメインスポット
美術史博物館
豪華なんです!建物も展示品も!
エジプトの石版からギリシャの胸像、ハプスブルク家の宝物に中世の有名絵画の数々!
あまりの展示数の多さと広さに全然時間が足りませんでした
有名どころではブリューゲルやアルチンボルドの作品が見られます
すぐ近くにアルベルティーナという美術館もあるんですが、なかなか口コミが悪く展示数も少ないということでこちらに来ました
モネだけが心残り
もしオーストリアへ旅行予定の方がいれば、是非半日はここにいるつもりでスケジュールを組んでくださいね
2日目の最後はコンサート
こちらは聖ペテロ教会で平日3時に行われるパイプオルガンと聖歌隊のコンサートです
無料です
ギリギリだったので立ち見ですが、雰囲気音楽ともに素晴らしかったです
昨日はコンサートを断ってかなり後悔していましたが、ここに来れたおかげでスッキリ
音楽の都であり芸術の都でもあるウィーン
市街地の観光スポットは他の諸都市と同様徒歩で回ることができます
入場料のかかる屋内施設が多いこともあり、やや割高に感じますが、その分じっくりと時間をかけて楽しむことができる街です
週末はこの時期でさえ観光客が溢れていて各施設かなり並んでいたので、旅行に来る際は余裕を持ってスケジュールを立てましょう
毎日歩きっぱなしで喉が渇くので、ビールを飲みにチェコへ向かいます
ブラチスラバで初のカウチサーフィン
二日酔いのままバスに揺られ吐き気を我慢すること2時間半
この辺は長くオーストリア領だったので雰囲気も何となく似ています
人口:5,445,000人(北海道より少し多い)
面積:49,036k㎡
首都:ブラチスラバ
言語:スロバキア語
通貨:ユーロ
物価:★★★
今回は宿を取らずに「カウチサーフィン」を利用してみました
カウチサーフィンとは、旅人と旅人好きを結びつけるインターネットサイトです
それぞれサイトに登録し、ホストもしくはサーファー(旅人)として利用します
ホスト側は自分の住んでいる街や自分の人柄、ホストする条件や家の様子を登録します
旅人側も同じように自分のプロフィールを設定し、泊まりたい街のホストを検索します。
宿泊可能になっているホストの中から自分と合いそうな人を探し連絡をとって予定が合えば予約完了です
もちろんお金は一切発生しませんし、ホストによっては伝統料理をご馳走してくれたり、街を案内してくれたりと至れり尽くせりのプロジェクトです
反対にサーファーは、自分の国の文化を紹介したり旅の話をしたり国際交流を提供します
国際交流に興味のある方、一人暮らしで寂しい方登録してみませんか?
このサイトに関しては旅前から知っていたんですが、なんせfree wifiのある所でしかインターネットに接続出来ないので足踏みしていました
あとはバスで深夜に到着したり、一日中歩き回りたい時なんかもホストを振り回すことになるので難しくなります
逆に今回は特に観光場所が決まっておらず、時間に余裕があったので、ブラチスラバ在住のMichaelに連絡しました
バスステーションに到着し待っているとMichael登場。。。でかい。。
スロバキアの平均身長より少し高いくらいって言ってました。
車で家まで連れて行ってもらい、彼のお兄さんChristianにも挨拶。。。でかい。。
今回Michaelに連絡した理由は
・アニメや漫画ゲームが大好き
・お酒も好き
・スロバキア生まれでヨーロッパ各地に住んだことがある
と言った感じです
荷物を下ろし一息ついて彼が街を案内してくれると言うので喜んでお願いしました
交通機関を調べる必要も地図とにらめっこする必要も無いのでとっても楽でした
ガイド慣れしているんでしょう。見て回る順番、それぞれの説明、スロバキア事情など完璧なガイドさんで終始へーって言ってました
夜だったこともありあまり写真撮っていないんですがいくつか紹介しますね
再建されかなり新しい建築で、テーブルをひっくり返したようなと言われますが実際は全然四角じゃありません
城からの景色。右側はすぐオーストリアとの国境です
ライトアップはブダペスト程ではないですが最近徐々に増えているとのこと
マンホールから顔を出しています
つまずきそう
パリの有名な愛の南京錠のパクリ
鍵をかけて鍵を投げると永遠に結ばれる
ただパリと違うのは小さい橋で下は公園の池なので拾ってくれば好きな時に別れられるらしい笑
大統領官邸
問題だらけの政府で大変なことも多いらしい
でもMichaelは必ず選挙に行くって言ってた
家に戻り3人で宅飲み
お酒が出てくる出てくる。ウィスキーウォッカ梨酒ビールにテキーラ
Michaelの作るカクテルはかなり本格的
全部頂いて趣味の話で盛り上がる
かなりディープなアニメや古いものも知っていてビックリしました
サイヤ人はみんな野菜の名前なんだよ。そもそもサイヤ人ってヤサイからきてるんだよって教えると、かなりショック受けてました笑
その後も近所のお友達を呼んでゲームで盛り上がったり折り紙したり
大きなベットで3時頃に就寝
翌日はのんびりと朝を過ごしお昼のバスでウィーンへ
サーファーが一言書いていくノートがデスノート
名前書きたくないって言ったら兄貴で確かめたけど偽物だったから大丈夫って笑
観光と記事に書いておいてほとんど違う話になりましたね
ブラチスラバはウィーン双子の街と言われ、首都としても若いので半日あれば歩いて回れます
今回行かなかったところではブルーチャーチと呼ばれる水色の教会が有名で、お昼ならいい写真が撮れると思います
海外旅行行きたいけど西欧は宿も高いし、なんて悩んでる方、カウチサーフィン使ってみてください
次は音楽の都ウィーンから
ブダペスト〜橋と夜景と美女の谷〜
7カ国目ハンガリー
計画していたルートではハンガリーには寄らず、ポーランドからスロバキアに入る予定でした
が
美女の谷という耳寄り情報を手に入れ、バスも値段がほとんど変わらないのでルートに組み込みました
ハンガリー(Hungary)🇭🇺
人口:9,985,722人
面積:93,030k㎡
首都:ブダペスト
言語:ハンガリー語
通貨:フォリント(FT)=0.4円
物価:★★★
到着は朝8時
一緒のバスに乗ってきたポルトガル人の女の子が両替所がなく困っていたのでメトロのチケットを買ってあげました
彼女の名前はフェリッパ
ブダペストの友人を尋ねてきたそうで、彼女が市街までのメトロを調べてきてくれたおかげでぼーっと座ってる間に市街地到着
It's a win-win situation.
観光スタートです
天気は小雨
首都ブダペストって名前の由来知ってますか?
首都を真っ二つに切るドナウ川
川の西側は王宮や旧市街のあるブダ地区
東側が行政の中心として近代的発展を遂げたペスト地区
この2地区を合わせてブダ・ペストなんです
2つの地区を結ぶセーチェニ鎖橋
ブダ地区から散策していきます
丘の上の王宮へと続くゴンドラ
もちろん僕は歩きます
丘の上には旧王宮、現美術館
屋根がモザイク模様になっていてお洒落
コンサートホールとして毎日賑わっています
漁夫の砦
ブダペスト一の撮影スポットですが天気が悪いのであとでもう一度
雨が止まないのでブダ地区地下に広がる大迷宮に挑戦
とはいっても迷うようなものではなく地下空間を利用した博物館と言ったところ
長さは1.2kmにも及びます
内部は撮影禁止なので入口だけ
ペスト地区国会議事堂
世界で1番美味しい国会議事堂と言われています
ヨーロッパでは最大
展示室、礼拝堂、ガイドともに素晴らしく、入場料1200円をひねり出した甲斐がありました
手荷物検査で日本人だと話すと係員3人が喜んで話し始めます
思い思いに日本語を話してくれるのはいいんですが列並んでるから仕事してあげて笑
ユダヤ教会としては異様な豪華さです
礼拝堂では各国語でガイドが行われ、ハンガリーにおけるユダヤ教の歴史について学ぶことができます
途中から英語の解説に参加
解説員のユダヤ人女性があまりにも美人で話が何も入ってこなかったので次の回にも参加
首にかかった係員カードを見ると、ドイツ語も担当しているらしい
英語の発音も驚くほど綺麗で聴き入っていました
ホロコースト追悼の木
葉に刻まれた名前は生き残ったユダヤ人の親族や友人などほんの一部
解説の最後にユダヤ人を助けた世界の人々について触れ、杉原千畝の名前があがりました
ユダヤ人の日本人像には杉原千畝が大きな影響を及ぼしているんですね
今回は雨のため断念したのですが、ハンガリーは温泉が有名です
ハンガリー人にとって温泉は集会場所としての役割も果たしており、お湯に浸かりながらチェスを楽しむことで有名なセーチェニ温泉
世界にたった2箇所(入浴できるのはこちらだけ)の温泉湖を有しています
水着着用で家族でも楽しめる場所が多いのでブダペスト観光の際はおすすめスポットです
さて、僕はというとホステルに戻りパスタを作ってルームメイトのイグナシオのギターに耳を傾けていました
やっぱり音楽は旅向きのいい趣味ですね
最近はよく世界一周する日本人に会うけど、なんでだい?って聞かれました
わかりません笑
ここからが本番!
ブダペストは夜景が綺麗だと聞いていたので散策に出ます
お昼に雨が降っていたので空気が澄んでいる
これは期待大!
素晴らしかったです!
川を挟んで見える王宮と鎖橋、漁夫の砦、反対側からは国会議事堂。どれも恐ろしいほど美しい
ゴンドラと旧王宮
セーチェニ鎖橋
マーチャーシュ教会
国会議事堂
漁夫の砦
昼のルートをもう一度辿り、防波堤に腰掛けながらのんびり夜景を眺める
街全体がテーマパークのようです
2日目
前日は見事な夜景に心奪われましたが、ハンガリーに来た一番の理由は美女の谷
勘違いしないでくださいね
美女がいる谷ではないですよ
ハンガリーを代表する2つのワイン産地
エゲル と トカイ
美女の谷とはこのエゲルワインの産地のことです
なぜ美女の谷かというと、ここでワインを飲み続けていると、すべての女性が美女に見えてくるからだそうです
失礼な話ですね
一応酔っ払う前にエゲル城にも登ってきました
ハンガリーのチムニーロール(煙突巻き)
パン生地を巻いて焼いて砂糖をまぶしています
ソフトクリームの他にもこのまま食べたりチョココロネのようにしてみたり万能なお菓子です
ブダペストではこの3倍くらいのサイズで売ってましたが絶対食べきれないのでこの位がちょうどいい
さぁ美女の谷!
わくわくが抑えきれません!
40を超えるワイナリーやレストランが立ち並び、テイスティングやグラス、ボトルでお土産として持ち帰ることもできるワインの聖地
目を見張るのはその値段!
グラス200フォリントから!
日本円にすると80円!
まさに天国
さっそくお店に入り1杯目を注文
2杯目
3杯目
ロゼ
白
と、こんな感じであっという間に5件回って10杯
ちなみに無料でテイスティングもできます
それぞれお店の方も感じがよく、シーズンも終わりとのことでのんびりくつろぐことが出来ました
ステーキもかなり量多めで600円
途中忘れたりしましたがメモした限りで飲んだワインの種類はこんな感じ
C.S.M.C
Voros cuvee
Egri bikaver(1番人気)
Medina
Cabernet Sauvignon
Akona egri kekfrankos rose
Akona egri csillag
少し高級なワインも頂いたので値段は合計で
3080フォリント(約1200円)
それでもあまりにもやすい!
帰りには2lのボトルにワインを樽から直接そそいでもらい大事に抱えて持ち帰ります(500円)
若干ふらふら
あれ、今頃気づいたけどこの街美しい女性がすごく多い
道行く女性みんなきれ、、、あ、おばあちゃんか
終電逃しかけました
直通は終わっていたのでいろんな人に尋ねながらなんとか乗り継いで宿へ帰宅
やっている事が大学時代と変わらない
帰宅後、起きていた宿のメンバーでワインパーティをしたら2Lはすぐなくなりました
リュックが重くならなくて良かったです
ワイン好きなら中欧を訪れる際にぜひよって欲しい素敵な街です
ブダペストから日帰りでものんびり回れるので、温泉に浸かりワインに浸かり街歩きの疲れを癒してください
来てよかったハンガリー
ここからはスロバキアオーストリアチェコドイツと進むので、ビールが楽しみです
座っているのもいます
大量の靴のオブジェ
こんなのを探しながら街歩きをするのもヨーロッパらしくていいですね
それではおやすみなさい
ポーランド観光後半-クラクフ→アウシュヴィッツ=ビルケナウ
ワルシャワよりも有名かもしれない
11世紀から16世紀まで首都としえ栄えた古都
大戦中はドイツ軍司令部があったことで戦火を免れ今も歴史的な風景の残る古都です
さらにクラクフには日帰り観光可能な近場に2つの世界遺産があります
ヴィエリチカ岩塩鉱
今回は時間が無いのでパス
ポーランドで1番有名な場所ですね
まずは1日目旧市街観光から
※1日目は天気が悪かったため2日目に撮った写真を使っている場所もあります
相変わらず天気が悪いです
ヴァヴェル城
丘の上にあり敷地が大きいので聖堂、博物館、宝物殿など見所満載です
敷地には無料で入れますが、聖堂以外はチケットをそれぞれ買う必要があります
ヴァヴェル城の地下には洞窟があり、龍が住んでいたという伝説があるそうです
こちらは元ユダヤ人街のカジェミェシュ地区
Casserole(現地名はザピエカンカ)
思ってた2倍でかいです。値段は240円
半分にしたフランスパンの上に好きなものをのせていくピザのような食べ物です
僕のはチーズオニオンソーセージピクルス激辛ソース
この旅で食べたものの中で1番美味しい
おこぼれを貰うために鳩が群がってます
激辛ソース食べて死なれると困るので落とさないように必死
旧市街に戻って聖ペテロパウロ教会
中央広場へ
織物会館
手作りのジュエリーやお土産屋さんが並んでいてとても賑わっています
クラクフで一番人気のスポットでした
聖マリア教会
中の装飾がカラフルで綺麗です。写真撮影と観光は別途料金がかかるということで僕は信者として無料でこっそり入りました
城壁近くの通りにて
雨が降ってきたので帰ろうかなと思ったんですが通りで渡されたチラシに面白そうな博物館が書いてあったので行ってきました
Alive Butterfly museum(生きた蝶々の博物館)
とは言っても一部屋なので蝶々の部屋くらいがちょうどいいですね
インコにうさぎ、ナナフシに爬虫類と部屋の中はかなりカオスです笑
中国の世界一大きな蝶々
読んでる方々こう思ってますよね
「蛾じゃね?」
その通りです。なんなら僕の手に乗ってたのも恐らく蛾です
日本やアメリカでは蝶と蛾を区別して呼びますが、生物学上は同じ鱗翅目
ヨーロッパでは区別する言葉さえないのでここに居るのも大体蛾です
この建物は蝶の博物館の他に鏡の迷宮とお化け屋敷が入っていてチケットも同時購入すると割引になります
宣伝しといてなんですが、わざわざクラクフに来て行く必要も無いかなと思います笑
2日目
朝のバスで負の世界遺産アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に向かいます
原則ネット予約が必要なんですがそれに気づいたのが前日の夜中だったため当日券に望みを託して出発!
行先はオシフィエンチムという駅です
アウシュヴィッツはドイツ語なのでいくら掲示板を探してもありません
そもそもアウシュヴィッツ行の電車なんて乗りたくありませんね
無事当日券買えました!
観光シーズンも終わりということで英語のガイドにも無事参加できましたが、繁忙期はかなり並ばないとチケット取れないといくつかのサイトに書いてあったので予約しておくのが正解です
ガイドをつけない場合無料で見て回れますが英語でもガイドつけた方がいいと思います(3.5時間のガイドツアーが1200円、6時間のロングバージョンもあります)
写真展示やガス室、バラックなどには文章での解説がないので知識として何か分かっても感情移入しづらいかと思います。施設自体も広いので要所要所で説明してくれるツアーはとても助かりました
ガイドさんはネイティブではないのでゆっくりな英語で話してくれますが、ポーランドなまりと聞きなれない英語が少し出てきます。
demolish(取り壊す),exterminate(根絶する),accommodate(収容する)など
不安な方は外国人で唯一公認の中谷さんという日本人ガイドがいらっしゃるそうなので、早めの予約で是非中谷さんと回るのをオススメします
まずはアウシュヴィッツ収容所から
働けば自由になる。と書かれています
この自由は死という意味です。
ポーランド人、ユダヤ人、ソ連兵、障碍者、ジプシーといった人々を根絶やしにするため作られた収容所ですが、アウシュヴィッツ収容所が特別取り上げられる理由は「決して出られない」からです
ドイツ侵略地域の中心にあるこの収容所は各地域からユダヤ人の集まる最終目的地でした
7~10日間座ることも出来ない電車に揺られ、ホームに降りるとssの医者が外見を診断し、ガス室と労働に分けます
1日にパン1切れ、水さえ許されない状況で、働けなくなった人々は殺されていきます
働くとは時に同じユダヤ人をガス室から引きずりだし焼却することでもありました
女性や子供たちは氷点下22℃にもなる冬に毛布も食事もなく石造りの部屋に閉じ込められました
なぜ殺さないのか
多すぎて殺すのが間に合わないからです
アウシュヴィッツでは一度に700人、ビルケナウでは一度に2000人
対してピーク時の収容人数は14万人
周辺にあった40を超える収容所は戦争の経過とともに効率的になっていきます
シャワーを浴びると聞かされ何も知らずにガス室へ向かう子供たちの写真
2tに及ぶ髪の毛、押収された食器、靴
これらを見て湧き上がった感情はとても言葉では言い表せません
ビルケナウ収容所までは無料のシャトルバスが出ています。
選別へと向かう死の道
皮肉なほど青く晴れた空。心の中はもやもやです
証拠隠滅のためSSによって破壊された跡
最終的な死亡者数は諸説ありますが、解放時に残っていた人々を除く95%が亡くなったと言われています
シーズンオフとはいえかなりの観光客がいました。ドイツの高校ではアウシュヴィッツのツアーが行事として組み込まれることも多いそうで学生の団体もちらほら
途中からはヘルシンキ大学に留学中の東大の学生と一緒に回っていたのですが、しゃべっていてあまりの日本語の出てこなさに焦りました
相づちや疑問文が出てこなく、あれこんな言葉初めて使うなということが多々
文章が書けなくなったらこのブログもおしまいです笑
深夜のバスまで時間を余したので気分転換に5km先の高台までトレイル
頂上への入場は既に終わっていましたが素晴らしいランニングコースで気分も晴れました
高いところ登るの好きだなと思ってるでしょうが、その通りです!
そしてヨーロッパ人も好きなんだと思います。その証拠にどこの街にも登るものがある
今日1日何も食べていないことに気づき露店でピエロギとケバブ(計700円)を買い食い
(ピエロギはランニング前)
こっちも思ってたよりでかい。軽食どころではなくおなかいっぱい
ポーランドはザピエカンカ、ケバブ、ピエロギの1日1000円コースでお腹いっぱいになれるのでお財布にも優しい国
月に照らされるヴァヴェル城でお別れです