人生の変わる街ヴァラナシinインド
手がこんなことになっています
ヘナorメンディと言われる自然由来のタトゥーです
無料でした
ちなみに日本ではヘナタトゥーとも呼ばれますが、現地人の認識は「消えるのでタトゥーじゃない!」です
10日前後で自然に消えるまではシャワーを浴びても手を洗っても消えないので、お祝いや特別な晴れ舞台のちょっぴりオシャレに人気です
普通男性は手の平や手首にワンポイントでする人が多いです
この茶色いのをケーキのデコレーションのように手に付け、熱して1時間ほど放置するとボロボロと崩れ落ちてこうなります
パキスタンで初めて見た時フィリップが「あれはヘ(ン)ナタトゥーだよ」と教えてくれたんですが
現地の発音では真ん中にnがもう1つ入るので、変なタトゥーに聞こえました
「日本語だとstrange tattooだよ」
と言うと
「それってHENTAIと同じへん?」
さすが、よくご存知で笑
さて、KUNBH MELAの喧騒から抜け出し隣町のヴァラナシにやって来ました
今回は時期的にお株を奪われ気味ですが、本来はガンジス川といえばこちらが本家
ヒンディーが各地から集まり沐浴したり火葬したりと宗教の色濃い街です
動物の写真をあげるとアクセス数が上がると言われたのでやってみましょう
かわいいです
真ん中に入って寝たいです
KUNBH MELAの影響で街は気のせいか静かでした
ニューデリーで宿の仲間に教えて貰った屋上が素晴らしい宿でのんびりと祭りの疲れを癒します
写真奥に見える砂州は地獄、こちら側の岸が天国だそうです
説明が難しいので省きますが、要は向こう側はネガティブなエネルギーが集まるので、苦行向きということです
ヴァラナシで必見と言われる火葬も行われていました
異様な臭いと雰囲気に包まれながらも、何故か嫌悪感は湧きませんでした
ヒンドゥー教では人の死に泣いてはいけないそうです
僕の理解している限りでは、生に始まり死に終わるというのが通常の考え方
それに対して輪廻のサイクルの中のひとつの出来事として生と死を捉えるヒンドゥー教
彼らにとっては死は生の一部であり、次のステップへ進むことはむしろ喜ばしいこと
キリスト教の天国と死を前向きに捉える点で似ているようですが、根本がかなり異なります
さて、街歩き再開
ニューデリーほどではなくとも車やバイクは多いので小道を歩く時は大変
ハンドルにリュックが引っかかって体を持ってかれたり
この辺りではチャイのカップが使い捨て陶器です
勿体ないけどなんだかオシャレですね
インドの列車は常に満員に近いので最低でも前日に切符を買っておくことをオススメします
インド人はネットやアプリで予約出来るんですが、支払いのカードがどうやら国内カード限定なので、駅の外国人専用カウンター(大都市のみ)か旅行代理店で予約します
ヴァラナシの場合宿のあるエリアと駅が5km程離れているので、到着時に買っておくのがおすすめ
知らなかったので歩きます
無事翌日午前発のチケットを購入しお昼ご飯
宿のスウェーデン人に有名な日本食レストランがあると言われたので粘り気のあるお米食べたさに入店
名前はシャン亭
メニューはかなり本格的
肉じゃがなど気になるメニューも多いですが、今回は王道のカツ丼を注文してみました
見た目まずまず
味は本物!
汁だくですがカツもしっかり味が染み込んでいて大満足
これで180円(120Rs)!文句のつけようもありません
ここは韓国料理もあるので、付け合せのキムチはかなり辛いです
宿に戻って夕焼けを眺め
再び近所を歩き回っていると不思議なフードを発見
インド版プリン
下はカスタードジュースで上に乗っているのはそれを泡立てたもの
1つのプリンで2度味わえる激安スイーツ
午後はほとんど宿の屋上でガンジス川を眺めていたんですが、夜になってお腹がすいたので夜食で再びシャン亭(11時頃までやっています)
野菜かき揚げそば
名前が長いのでThis oneと注文したんですが
OK. Yasaikakiagesoba.
流石です
翌日
この宿が人気の理由は無料朝食
屋上でみんなで食べるアットホームな雰囲気は最高なんですが、、、
猿がすごい勢いで食料をふんだくっていくんです笑
みんな合わせてバナナひと房分は持っていかれました
猿だって無料朝食は見逃せませんよね
そんなこんなで、終始のんびりと過ごしていた三日間でした
次は少し珍しい街に行くことになりそうです
おしまい
世界最大の奇祭KUNBH MELA【アラハバード】
お金が無い!
いや一応最低限あるんですが、インドのATMの故障率の高さと、両替所の少なさのせいでルピーが入手できずとりあえずアラハバードへの列車に乗り込みます
ん?とりあえず?
この列車20時間
リシケシュでは断食をしていたのであともう一日何も食べれない!!
食事はともかく日中日差しが強く水なしはかなりきついです
各駅で現れるチャイ売りをヨダレを垂らしながらスルー
インドも列車内の汚さは世界一
深夜僕の目の前で落花生を貪り出すおじさんは食べた端からゴミを落としていきます
え?嫌がらせ?
おじさんに限らず、綺麗なお姉さんもゴミをぽいぽい床に捨てていきます
果てしなくインド
一応スリーパー席を購入したんですが、何故か僕の席(2席連結の2人用)には他に3人家族
それもかなり巨体の御両親と娘さん
いや、もちろん床に座らせる訳にも行かないからいいんですけど、みんな当たり前のように「ほら、詰めて詰めて」って感じなのがまだまだ自分が日本人だと実感させられます
もちろん寝られるはずもなく、二人席の5分の1くらいに体育座りで仮眠
アラハバードに到着
すごい人です
さて、アラハバードにやってきた理由はただ一つ
世界最大のお祭りKUNBH MELAに参加するためです
このお祭りはヒンドゥー教最大の集会で2018年には1億人以上が集まりました
1億人ですよ!
日本の赤ちゃんから老人まで全部が1つの街に集まる訳ですからそれはもうものすごいわけで
ガンジス川沿いの4都市が持ち回りで担当するため、このアラハバードで開催されるのは実に12年ぶり
列車が満員以上だったのももちろんKUNBH MELAの影響です
僕は開催前にアラハバード入りしたのでまだ人は少ないですが、写真に見える杭は、集まった人達の行列用です
もう想像しただけで脳内のカウンターがキャパシティを超えています
後ろゲート前の人だかり見えますか?
もう一度言います
開催前です
早くもガンジス川で沐浴中のヒンディー
この時期日中はガンジス川が干上がります
この長い長い橋も本来はガンジス川を渡るためのもの
お腹がすいて力が出ない
あまりの暑さと人混みに今にも倒れそうです
実は今回、駅でたまたま出会ったインド人のシンさんと一緒です
日本の自由が丘で働いていたシンさんは日本語がとっても上手
シンさんの紹介でお祭りの内部に侵入することが出来ました!
お祭りの期間1ヶ月半は住み込みの方も多いので、干上がったガンジス川内に数千のテントとトイレ、市場が並びます
本来観光客はその通りだけしか見ることが出来ないんですが、今回特別に居住区に入らせていただきました
とにもかくにもまずは食事
2日間何も食べてない上、お金が一銭もありません
路上パフォーマンスの場所でも探そうと思っていたら食事は無料で食べられるとのこと
ぜひぜひぜひいただきます!!!!
やってきたのは居住区の食堂
一度に500人程が入れる巨大テントに座って配給を待ちます
ちなみにこの写真は僕の泊まっていた居住区のもので、一般客は入れません
何がすごいって居住区はエリア内に数十あるので、どこもこの規模という訳です
500人が2,3回転の大食堂×居住区の数×1日3食...
インド人口の果てしなさに卒倒しそうになります
国民行事ということで軍隊警察ボランティアと働き手もものすごい数
ボランティアの方がお皿、コップ、食事と順番に配ってくれます
お皿は葉っぱをプレスしたエコ商品
これ日本で売れると思いませんか?
このいつものインド料理がどれだけ美味しかったことか
図々しくもお代わりしまくり、水もがぶがぶ飲みます
もちろんお腹を壊します
居住区の中央には祭壇と修行者達の集会所
それぞれ普段はインド各地に散って暮らしているため、数年ぶりの出会いも珍しくありません
抱き合い語り合い近況を報告しているようです
居住区にはサドゥもしくはマハラジと呼ばれる修行者たちの紹介によって入ることができるので、その友人の一般人も多くいます
そんな一般人のためにタバコやらジュースの売っている雑貨屋が隠れるようにたっています
それぞれの居住区の入口はこんな感じです
ハリボテの城門ですが、半年前から設営準備が始まります
なんだかディズニーランドのよう
巨大な集会所のテントも
中ではヒンディー達が踊り歌っています
何度もしつこいですがこの通りはほんの1部です
全部合わせるとこのエリアだけでヨーロッパの首都並みのサイズです
サドゥの館
外ではサドゥやマハラジが座り、一日中チャイを飲んだり煙を吸ったりおしゃべりしています
お祭り参加者はそこにお土産(お金やタバコ、フルーツやチャイの材料など)を持ってお邪魔し、時間を共有することで祝福を受けます
夜は冷えるので焚き火が幸せ
市場には屋台やタバコ屋フルーツなど、所狭しと並んでいてTHEお祭り
日本人は珍しいので話しかけられます
開催はこの日の昼12時なんですが、開催初日のメインイベントは早朝の沐浴であるため夜は早くにテントに戻ります
同じテントの仲間たち
みんなリシケシュの近くハリドワール出身の北部人です
そして朝4時起床
外からは既に大歓声が聞こえてきます
有力なサドゥ達が神輿に乗ってガンジス川へとパレード
その数数百
各神輿の前後には信者達が続き、見た目はディズニーランドのエレクトリカルパレード
太鼓に笛
通りを埋め尽くす観衆に送られのんびりと神輿は進みます
僕も適当な所に混ざります
橋を渡って対岸へ
覚えてますか?この橋昨日のこれです
水が満ちてこれぞガンジス川という雰囲気
不老長寿の雫が落ちたと言われるこの三角州で沐浴し、穢れを落とし聖なる力を身に宿すのです
ここまで来る途中、木の杭で作った柵がありました
あれが埋まるほどの人の波
外部からの観衆です
自衛隊の警備でこの時間は一般客は外から見ることしかできません
こっそり紛れ込んだ外国人みたいで肩身が狭いです
行進するサドゥ達
体に塗りたくっているのは灰
その迫力や凄まじいですが、実は後ろの方で凍えているおじいちゃんサドゥもいます
そりゃそうですよね。ジャケットきている僕が震えるくらいです
若いサドゥにはそんなのは関係ありません
軍隊の如く雄叫びを上げてガンジス川へと猛進します
沐浴風景
みんなパンツで入ります
女性はサリーを着たまま入る人もいます
もちろん僕も入ります
冷たい!!!!
フィンランドの海より冷たい!!
そしてあがっても寒い!!
なにか感じる余裕もありませんでした
とにかく寒いです
ガンジス川に入るなら日中がいいですよ皆さん
日の出
人生が変わると言われるガンジス川
僕の人生がこれで変わるかは分かりませんが、少なくとも体調は変わりました
これから向かうねぼすけサドゥさんもいます(多分違う)
ちなみにこのパレードは開催初日のみで、あとは普通に歩いていくそうです
再びサドゥのテントを周りチャイを飲んだり煙をふかしたり
意外とみんなサービス精神旺盛です
「写真撮るか?」と言ってくれたり、寄付されたお菓子をお土産にくれたり
帰り道は前日よりもさらに混んでいました
小さなパフォーマー
アラハバード市内もお祭りムードなので、至る所で無料の食事提供やっていました
通り道5件全部食べていく貧乏性
予想以上に楽しめたKUNBH MELA
一言で表すならやっぱり「人」です
あれだけの人混みを見るのは恐らく人生最初で最後でしょう
ガンディーの塩の行進を見たイギリス役人の顔が想像できます
もちろんサドゥ達やガンジス川も印象的でした
でかいもの見たさに飛び込んできて良かったです
シンさんにはお世話になりっぱなしでした
ありがとうございます!
さらに人が増えて動けなくなる前に、ヴァラナシからジャムシェドプルへ移動します
インドの心の奥深く【ヨガの聖地リシケシュ】
海外旅行に出かけたら日本人だらけだった!
なんて経験ありませんか?
この国に行ったらココ!という観光情報は、必ずしも世界共通ではなく、その国民が旅行に何を求めているかによって大きく順位を変えます
とはいえ、距離的に近い国では観光情報も近いことが多いので、日本の観光雑誌をコンパスに海外を歩けば、自然と周りには日・中・韓国人が増えてくる。ということです
日本はどうでしょう?
アジア人に圧倒的人気を誇るのはやはり東京
特に渋谷・秋葉原・浅草の知名度が高く、それぞれ都会・アニメ・歴史と東京の混沌とした要素をうまく拾っている印象です
ヨーロッパの旅人に人気なのは関西から九州・四国
日本独特の歴史建築が残る街が多く、自然と調和したミニマムな景観がツボなようですね
食事が美味しく温暖な気候なのも人気の理由でしょう
北海道は!??
知名度の低さゆえ最近は自己紹介する際、東京出身と偽っている僕ですが、実は北海道も一部の国に人気です
カナダ&北欧諸国
まぁ主にスキーですね
北海道の強み、魚介類の善し悪しは伝わりづらいのかもしれません
あと純粋に-30℃って観光というか修行ですよね。わかります。
是非海外の方にも北の国から全シリーズ正座して見て欲しいです
ということで、今回やってきたのは、「日本人にはあまり知られていないけどヨーロッパ人には大人気」インドの聖地リシケシュ
ニューデリーからの出発では、インドの首相訪問に道を阻まれたり
皆が異なるプラットフォームを教えるので、走り回った結果電車を逃したり
早朝のチケットを購入しようとカウンターに向かうと地元民が寝ていたり
色々大変でしたがなんとかたどり着きました
ただ、鉄道駅で夜を過ごしたので、絶景と言われる車窓からの眺めを終始寝ていて見逃すという大失態
この先もう少し北へ向かうと、カシミールやラダックといった美しき山岳地帯に入ります
オーストリア・イタリア&スイスと並んで、世界にたった3つの鉄道世界遺産「インドの山岳鉄道群」も有名です
ラダック地方の中国国境には、映画「きっとうまくいく」のロケ地になったパンゴンレイクがあるんですが、この時期はアクセスが困難!
おすすめの映画なので、ボリウッド入門にぜひ見てみてください
インドの列車は24両とかで来るので駅がものすごく長いです
世界最長1.3kmの駅もインドにあるそう
ちなみに山手線ホームは約230m
昼過ぎに到着したのはハリドワール(Haridwar)駅
自然豊かな北部の聖地、ではありますがここはインド
田舎とは思えない人の数で、駅前もかなりの賑わいを見せています
ハリドワール自体は周辺町村へのハブとなる中央駅ですが、ガンジス川沿いの街であるため人口は札幌くらいあります
ニューデリーとは打って変わって穏やかなマーケット
地面が牛の糞だらけじゃないので安心して歩けます
洗濯日和
インドはどの街も昼夜の寒暖差が激しく、日中は暑いです
もう少し川の方まで歩きます
青空に浮かぶ凧
凧揚げはインドの子供たちに大人気
牛や野犬が少ない代わりにここハリドワールは猿の天国
聖なる牛と同じように、北部では猿も丁重に扱われます
人も猿も甘やかすとろくなことにはなりません
調子に乗ってヒンドゥーの神々への献花を食い漁るお猿様
そしてこれがインドの代名詞ガンジス川!
イメージと違いますよね?
みんなが洗濯をして用を足して茶色く濁った汚水
間違いではありませんが、北部ではガンジス川のより源流に近づくため、水はエメラルドで綺麗です
いよいよバスに乗って聖地リシケシュへ
なんの聖地かと言うとヨガの聖地です
ヨガの経験はあるのかって?
もちろんありません笑
街並みはハリドワールよりもさらに緑豊かになってきます
リシケシュはガンジス川の両岸を山に囲まれた静かな街
ヨーロッパからの観光客が多いため、お土産屋さんやヨガ教室なんかがちらほらとあります
街のシンボルは川を横切る2本の吊り橋
こちらがラームジューラー
橋と橋の間は3km程の距離
山道なのでもう少し長く感じます
トゥクトゥクもありますが、せっかくの景色なので歩きます
バス停から歩くと山道含め総距離9km弱あるので、夏場は気を付けてください
前後にはヨガに向かうと思われる修行者達
この山道が北海道のようでちょっと懐かしく感じました
対岸にも美しい稜線
見た感じそこまで高くないのでトレッキングも楽しそうです
宿はこの旅最安値の155円(99Rs)
長期で滞在する人が多いからでしょうか、どの宿も設備が綺麗な割に安いです
宿でヨガ教室もやっていましたが、まだ吊り橋を渡っていないので2本目を探しに街を散策
中央広場
日本の温泉街のイメージが近いです
のんびりしていますが、完全に田舎というわけでもなく
そしてこちらがラクシュマンジューラー
吊り橋なのでそこそこ揺れます
バイクがガンガン通るので、高所恐怖症の方にはちょっぴりハードルが高いかもしれません
橋から対岸の眺め
ミステリアスな雰囲気がなんとなく東南アジア風です(行ったことないけれど)
対岸にわたって少し離れたところから1枚
橋の左手に見えるのがヒンドゥー教寺院
ここでしばらくガンジス川の音に耳を傾けながら瞑想
一応ヨガにも少し触れておきましょう
リシケシュはヨガ発祥の地ということで、アシュラム(祈りの場所)が多くあります
地元民のみの厳格なものから、外国人ヨガ教師を育てる習い事風なものまで幅は広いです
日本のヨガはどちらかと言うと後者のイメージが強いですね
女性が体を柔らかく伸ばして健康のために
実際はこう
本来ヨガとは瞑想を前提とする心身一如への祈祷なので、ここで本物を見ると日本のヨガ教室は大分ポップに進化してるなと感じます
宿も安いのでここリシケシュに1週間ほどいる予定でしたが、アラハバードで世界最大のお祭りがあると耳にしたので足を早めて向かいます
今日も忘れず瞑想...
めいそう...めーそー...めー...メェー...羊が1匹...羊が2匹...羊が...zzZ
インド首都ニューデリーで食べ歩き旅行
旅に出てからずっと思っていること
「旅にテーマがある人がとても羨ましい」
ヒッチハイクで〇〇まで!
子供たちの笑顔を撮るために!
世界のマンゴー食べ比べ!
どれも素敵な旅です
テーマがある人は目標達成率も高く、自然と道が整っていくことが多いようです
僕はこういうエネルギッシュな人達をビジョン派
反対に、目的らしい目的を持たずにフラフラしてる人達をナチュラル派
と勝手に名付けています
それぞれメリットや面白みがありますが、それとは少し違ったマゾ派
つまり縛り系の旅(〇〇を使わない、〇〇のみで)はいつかしてみたいなと思います
旅人は総じてMっ気が強いのかもしれませんね
(↑え?僕だけ?)
さて、いつも通りフラフラの僕ですが、たまにはテーマを持って食べ歩き旅行記やりますよー!
ジョージア以来2回目ですね
今回はインドのストリートフードです!
インドのストリートフードなんて衛生面から警戒してしまいがちですが、そんなことあり、、、、、ますね
その心配否定はできません!お腹の調子と相談してください!
まずはインドで必ず経験するのがこちら
チャイ
イランまではストレートティーですがインド周りではチャイ=砂糖たっぷりミルクティーです
砂糖少なめの概念が存在しないので、味は角砂糖紅茶風味です
民家で出された時には諦めて砂糖を入れまくりましょう
すごく喜びます
断ると遠慮してると思われ強引につがれます笑
外国人が醤油なしでお刺身を食べようとしてるような感覚なんですかね?
「まぁまぁ待て待て、こうやって食べるのがうまいんだ。試してみろ」
インドの食事といえばやっぱり
カレー
インドに来たらカレーですね
日本の甘口とろとろカレーとはかなり違います
ライスでもナンでもいけるので毎食違うナンでトライするのがおすすめ
インド料理はどの料理もそうですがカレーは安定して辛いです!
首都ニューデリーの紹介もしておきましょう
牛・人・車
以上!
10億人という容量オーバーの数値にただただ揉まれるのみです
ましてや首都!人も車も数が半端じゃありません
野生の豚と牛が闊歩しているので、道路では彼らのうんこを踏むかトゥクトゥクに轢かれるかの2択となります
クラクションに焦って歩道に寄ると、
Shit! (文字通りうんち)
料理紹介に混ぜて本当にごめんなさい。カレーの話をしていたら思い出しました。
宿の前で話しかけてきたムンバイ出身のインド人に連れられ、屋台でソウルフードヌードルを注文
辛美味しい!
インスタント麺を砕いてスパイス類と混ぜます
見た目日本のラーメンとは少し違いますが、味はちゃんとインスタントラーメンです
カレーの油にお腹がやられそうな時はこちらをディナーにどうぞ
ラッシー
冷えたヨーグルトをミキサーにかけて各種フルーツと混ぜ合わせます
個人的におすすめしたいソルトラッシーはお店によって当たり外れがあるので、とりあえず好きなフルーツと混ぜて楽しむのがオススメです
バナナ・りんご・ザクロ・オレンジ・パイナップル・パパイヤなど
まだまだ食べ歩きます!
パキスタンでご馳走になりすぎて胃袋が広がってますね
焼きそば
見た目は焼きそば!味も、んー、ほとんど焼きそば!
ラーメンも焼きそばもインドverブヨブヨです
食べごたえがあるとポジティブに表現しておきましょう
八百屋通りに出店が多いので、野菜たっぷりのシャキシャキ感を楽しむのが秘訣
朝ごはんに困ったらナン探し
ナンというのはパンの総称
日本のインドカレー屋さんで出てくる分厚いナンは、こちらではあまり見ません
生地も薄さも味付けも様々
インド人は朝からカレー(タリーやコルマ)を食べる習慣があるので、焼きたてのナンと一緒にどうぞ
パパイヤ
生まれて初めて食べましたパパイヤ
味はほとんどメロンですね
安くて至る所にある人気のパパイヤショップ
種がポロポロっと落ちていく調理過程がたまらないです!
カットしてもらえるので食べるのも手間いらず
お好みで卵塩をつけてどうぞ!
今更の紹介ですが、ニューデリーでは宿で出会ったイタリア人イヴォンヌと街歩きをしています
イタリア人って旅をしないことで有名なので驚いたのですが、彼女はアルプス山脈の麓、ドイツ語圏の出身だそうです
家系的にもゲルマン系なので
「世界一周してもイタリア人バックパッカーには会わない説」
続けて検証していきます
お互い細い裏通りや廃墟好きなので、街歩きも息ぴったりです
デリーも裏道に入ると静かな住宅地があり、ここでのんびり紅茶を飲んで癒しのひと時
カティロール
チキンサンドです
ハンバーガー、ケバブ、シャウルマ、ギュロスにならぶインドファストフード
鶏肉にスパイスが効いていてしっかり辛いです
インド料理はお肉少なめなのでタンパク質チャージにピッタリ
パニプリ
カリカリの殻の中にポテトとカレー風味の冷たいスープを注ぎます
1口料理で、ストップと言うまで屋台のお姉ちゃんがお皿にもり続けてくれるインド版わんこそば
パニとはヒンドゥー語で水のこと
スープをいれずにポテトだけだとパプリと名前が変わります
たこ焼きみたいでおいしい
名前を忘れた料理
食パンを揚げています
外はカリカリ中はふわふわ
紅茶につけると最高です
食パンはポテトペーストをサンドしているのでこれだけで食べられる三時のおやつ
インドストリートフード!
こんな所でどうでしょうか!!
いやー!振り返って見て食べすぎ食べすぎ!
どの料理も高くて50円くらいなので晩御飯に3食食べて100円とか
初めにも書きましたが、衛生面は日本人にはかなりきついです
目の前で食器を洗っていますが、一日中使っている泥水の入ったバケツにつっこむだけ
ましてや布巾は牛のあれやこれやが広がる地面に落ちても三秒ルールなので、渡航の際は正露丸を忘れずに
そこだけ目を瞑れば食には困らない国です
次の目的地リシケシュはヨガの聖地!
デリーでの暴食を反省し、修験者を見習って断食します
デリー最後の食事は安定のカレー
カレーだけで一記事書けそうなバリエーションの多さです
「チキンカレーならあの屋台だろ」、「いやいやあそこのは油っこくてだめだ」、「あ、あのカレーは食ったか!」
と、みんなお気に入りのマサラ(スパイスの組み合わせ)とお店があります
が
正直なところ日本人からすると「荒井さんちのカレー」と「斉藤さんちのカレー」くらいの違いしかありません
というか辛くて分からないが正しいですね
「うちのカレー少し違うでしょ?隠し味がなにかわかる?」
「んー、愛情ですかね!笑」
(心の声)味で分かったらそれ隠れてないんじゃ...
僕のカレーの隠し味は、刻んだお餅と生姜です
では、また次回!!
シク教徒の聖地【黄金宮殿】に宿泊inアムリットサール
パキスタンにて
ペシャワールからイスラマバードに戻り、ビザを受け取ってその足でラホールまでやってきました
バスターミナルの男の子
笑顔が可愛いいんですよ
この日はさすがに国境が閉まっているので、六日ぶりのShahidの家に再びホストを頼んで1泊
夜遅くにも関わらずディナーとケーキを頂きました
考えてみると、パキスタンのカウチホストはお金持ちばかり
翌日、国境まで送ってもらい夢にまで見たアジアの心臓インドへ!!
後ろに見えている野外アリーナがこのワガ国境の魅力です
国境の閉まる午後4時30分
警備の交代と国旗を下げる行為に合わせて両国で同時にセレモニーが行われます
両国から地元民が集まり、DJの音楽とともに軍隊はお互いを歓声で威嚇し、味方を鼓舞し、国民は爆音の中踊り騒ぎ、会場は異様な熱気に包まれ...
...と、こんなのは聞いた話で実は僕は見ておりません
見る予定でしたが、アムリットサールには他の目的があり、その後に軍隊のパレードを見るような気分になれませんでした
その目的こそがアムリットサールを聖地たらしめる所以
''光り輝くハリマンディル''
インド(India)🇮🇳
人口:1,324,000,000人
面積:3,287,590k㎡
首都:ニューデリー
言語:ヒンディー語
通貨:ルピー(INR)=1.57円
物価:★★
アムリットサールに降り立ち、フィリップに2週間の感謝と別れを告げて、彼はホステルへ、僕は無料で泊まれる寺院へと向かいます
中央広場
その無料で泊まれる寺というのが、アムリットサール中央にそびえる黄金寺院ハリマンディル
ここアムリットサールはインド北部に拡がるシク教徒の聖地として絶大な人気を誇ります
インド人と聞くと日本人が思い浮かべるターバンを頭にまいたイメージは、実はシク教徒の伝統衣装です
その黄金寺院のとなりに宿泊所
無料なんです。場所的にも体験としてもおすすめします
荷物を整理し一息ついて、目の前の寺院へと足を運びます
広い池を囲む巨大な寺院
シク教と言えば不殺の宗教として名高く
虫を殺さないようマスクと箒を持っている姿が印象的です
シク教につきて簡単に紹介しておきます
実は世界5位の宗教シク教(開祖:ナーナク)
・一神教。神は呼び名が多く各宗教で異なった呼び方をするが本質は同一
・そのため他宗教に寛容
・輪廻転生による神との同一化ムクティを目指す
・宗教の形骸化を嫌い、苦行・カースト・偶像・儀式・出家などを否定
・各々が世俗の職業につき真摯に取り組むようにという教え
同性愛や離婚を認めている珍しい宗教で、どちらかと言うとムスリムやヒンドゥーの戒律に反抗してできたプロテスタント的な印象を受けます
そんなシク教の聖地本堂がこちら!
巨大な正方形の水面に浮かぶ文字通りの黄金寺院
モスクや教会と比べると比較的シンプルな作りです
ただ、放っているオーラが尋常ではありません
眩しい...
水面の中心の寺院へと長い一本道を歩きます
内部は撮影禁止でした
この中央殿には、代々グルと呼ばれるその世代のリーダーが住んでいます
グルは外に出ることはなく、一生をこの宮殿で過ごします
現在のグルは11代目
実は彼、
人ではないんです
10代までは人での継承が続いてきましたが、後継者の戦死を機に、10代目の遺言によって11代目には聖典が選ばれました
教皇を選ぶバチカンのコンクラーベで、今回は聖書が教皇になりました!みたいな話です
賢い!と思いませんか?
教典は変わることがなく、信者に対して常にぶれない答えを持ち合わせているのです
また、ナーナクの「常に聖典に帰るように」という教えとも合致します
そのため、寺院内部では絶えず教徒の方が教典の朗読を音楽とともに続けています
教典は夜には眠りにつき、朝は丁重に中央殿へと運ばれるのです
参拝の帰り道に貰える甘いお菓子
大釜から教徒の方が祈りと共に手渡してくれます
神聖な気持ちで周囲を歩いている間に
なんか国境のパレードどうでもいいや
となってしまいました
説明のつかないこの温かい気持ちのままアムリットサールを去りたくなったんです
街は雑貨や食事の屋台で賑わっていますが肉食が殺生にあたるため禁じられています
モモと呼ばれるギョウザのような料理
ベジタブルライス(vegチャーハン)、vegカレー、なんでもベジタリアンです
激辛の練り物
食感がほとんどつくねで驚きましたがおそらく小麦粉から作られています
市街地を抜けるとNon-Vegの表記とともにチキンがあったりしますが少し肩身が狭そうです
宿泊所
この中庭には300人以上の現地人が毎日布団を並べて寝ています
アパート内は巡礼者用でしょうか
外国人旅行者はまとまって3部屋ほどにそれぞれ泊まります
部屋は暖かく、シャワーやトイレも綺麗で文句のつけ所がありません
そしてルームメイトはフランスとトルコから
佐川急便のユニフォームです笑
ミャンマーの古着屋で手に入れたそうです
旅の資金に誰かが手放したのか、はたまたミャンマー人が持ち帰ったのか、想像は膨らみますがいくらで売れたのか気になります
ちなみに黄金寺院前ではランガルと呼ばれる炊き出しも行われており、人種・国籍・宗教・職業に関係なく、ここにくれば無料で温かい食事を頂くことができます
その数1日10万食、300人のボランティアによって実現される聖なる食卓
映画になっています!
監督:フィリップ・ウィチュス、ヴァレリー・ベルト
至れり尽くせり
シク教の心に触れ、
目的を終えた僕は、エコノミークラスの電車で9時間をかけて首都ニューデリーへ(230円席無し)
席が手に入ってもトイレにたつとすぐ取られるので、車両間の入口に座ってインドの景色を眺めることにします
パキスタンでインドビザを取得【2019年1月イスラマバード・ラホール】
皆さん正月気分抜けましたか?
いつまでもこたつや布団で寝てばっかりいると冬季うつ病になるので、太陽しっかり浴びてください
僕の方はといえば、年始はインドビザ取得に奔走していました
ということで!今回の記事は!
「ラホールでも取れるインドビザ!」
※イスラマバード取得情報もあり
インドビザと言えば、規定の変更が日常茶飯事のため、取得が恐ろしくめんどくさいビザで有名です
バックパッカーの中には日本で取得した場合期日を過ぎてしまうため、第三国での直前取得を考えている方もいるでしょう
はい、僕です
ちなみに飛行機ならe-ビザ(オンライン)の方が便利です
陸路でパキスタンから入国したいけど、北部に行く予定ない方(特に冬季)向けです
ネットでは、インドビザの取得はイスラマバードが主流のようで、他都市での取得解説は出てきません
日本語、英語、ドイツ語、スペイン語では見つかりませんでした
しかし!
インドビザオンラインの申請ページを確認すると、TCS or Gerry's(ビザ申請代行業者)がある諸都市で申請可能と書いてある
そして何よりラホールはインドに最も近いパキスタン第2の都市
ここで取れないわけはないだろうと走り回ってみました
ラホールで取得する
メリット
・ラホールを拠点に待ち時間を観光に回せる
・取得後最速でインドへ移動可能
・移動や必要書類がほんの少し楽
デメリット
・イスラマバードへ郵送する分取得まで時間がかかる
基本的に国境越えはパキスタン側ラホールからインド側アムリットサールへ、ワガ国境を抜けていくことになると思います
ワガ国境の、インド軍パキスタン軍による熱気溢れるセレモニーは大人気です
加えて、ラホールはパキスタンの中でも交通の要所、北にイスラマバード(キルギット)、南にカラチ、西にクエッタと各州の中央都市がラホールへの直通バスor列車を持ちます
と、「ラホール インドビザ」で検索してくれた方はそんなことはもう分かっているって感じですね
では実際に手順を説明していきます
まずはインドビザ取得に必要なもの
・パスポート(コピー)
・パキスタンビザページのコピー
・パキスタンでの住所証明
・リクエストレター
・申請書(ネット上で記入・印刷)
・ポリオワクチン証明書(無料)
・写真(□2×2)
以上です
前もって言っておきます
取得方法は解説しますが、面倒くささは軽減されません
焦らず順番に片付けていきましょう!
パスポートとビザページのコピーは説明は必要ありませんね
ホテル、もしくは旅行代理店や印刷屋など、コピー機のあるところで確保しましょう
住所証明
ホテルにお願いしましょう
''Utility bill of the residence''で伝わるはずです
僕の場合はカウチサーフィンだったので、ホストにお願いしました
※ただの住所記入ではなく正式な証明書が必要になります
リクエストレター
あまり聞きなれない言葉ですね
こんな理由でインドビザが欲しいのでお願いします
と、意思表示を書面にします
書き方は特に決まっていないので、A4用紙1枚に、宛先・リクエスト・差出人と記入します
と、ぶん投げられても困りますよね
こんな感じです↓
Self request letter
Dear Embassy of India,Islamabad
This letter is to request tourist visa.
The reason why I would like to apply for tourist visa is to know about the culture and the history of India.
I'm going to visit Amritsar, Kolkata and Delhi.
1.1.2019(Date)
Yamada Taro(Your name)
今はスマホでドキュメントも扱えるので、Googleドキュメントなどを利用して作成しましょう
PCがある方はもちろんそちらで作成して大丈夫です
申請書
1番の山場です
インターネット環境のあるところでのんびりと記入しましょう
聞きなれない英語がたくさん登場する上に記入事項は多く、エラー多発(特に写真アップロード時)でクレームの耐えない申請書です
イライラは自分だけじゃないと言い聞かせて頑張ってください
申請書記入については解説している他ブログがありますので、参考にしてください
「インドビザ 申請 オンライン」
「matriculation 意味」
「画像 縮小」
勉強だと思って検索してください
記入が終わったらprintボタンでpdf(文書)をダウンロードし、自分のアドレス宛に送っておきましょう
ホテルのパソコンやpc利用可能な場所でログインし印刷すれば完了です
ポリオワクチン
パキスタンは数少ないポリオ感染地域であるため、他国に行く場合ポリオワクチンの証明書提出が求められます
アフリカの黄熱病なんかと同じですね
パキスタン政府系病院で無料で受けられますので、下記のServices Hospitalに向かいましょう
(分かりづらいですが左上が中心部、右下青丸が病院)
診察時間は8:30~13:00(パスポート必須)
訪ねたスタッフによって回答がまちまちだったので、前後も可能性はありますが、安全を取るならこの時間帯がおすすめです
待合室にふらっとやってきた男性に、謎の液体ををなぜか友人の旅人と半分こで口に入れられ(カプセルはひとつ)証明書が出ます...
怪しすぎます!
絶対あのカプセル1つ=一人ですが、ビザ申請がなければおそらく受けなかったワクチン接種なので効果には目をつぶります
写真
最後は写真です
2×2と日本ではあまり馴染みのないサイズですが、現地で簡単に入手できます(2枚約100円)
申請書に利用した写真が携帯に残っていれば大丈夫です
写真屋は各マーケットにあるので、近いところで依頼しましょう
今回はポリオワクチン摂取可能なServices Hospitalから近い写真屋を利用しました
携帯の写真を撮影 or MicroSD or Bluetoothで渡すことができます
渡してしまえばあとはおじちゃんが慣れた手つきで画像処理(背景白で規定サイズにトリミング)をしてくれてあっという間に出来上がります
おすすめはポリオワクチンの注射後に寄ってそのまま申請に向かうのがスムーズです
さて、全ての書類が揃ったら、いよいよGerry'sに向かいます(TCSも3件回りましたがGerry'sの対応が1番良かったです)
Gerry'sはラホール内にいくつかあるのでマップで確認して近いところに向かいましょう
インドビザを申請したいと胸を張って宣言し、書類の確認をしてもらって終了です
数日後電話がかかって来たら同じカウンターに取りに言ってGET(最短申請日を含め5日)
※実際には僕はこの申請の時になって
そうだPeshawarにいこう!
と思い立ったので結局通り道のイスラマバードで申請しました
参考にした情報よりもスムーズに受け取れたのでこちらもどうぞ
イスララマバードでの申請と受け取り
イスラマバードでは、TCSまたはGerry'sを経由する方法もありますが、実は大使館裏のHigh Comissionでも申請することができます(裏技)
※旅仲間3名ともスムーズに申請取得出来ましたが、入口に家族または本人の緊急ビザのみ申請受付の注意書きがあるため忙しい時期には観光ビザは断られる可能性もあるかもしれません
大使館エリアに入るにはセキュリティのいるゲート4から入る必要があります
右上青丸がゲート、エリア内のピンがhigh comission
前述の注意書きは見なかったことにして窓口へ
なぜかすんなり申請できます
ビザ代1200ルピー(約1000円)
旅程表または口頭での旅程を求められますが、決まってないと伝えました
出来たら電話するという事で申請終了
受け取り
一日早く申請していたスペイン人の友人が2日後に受け取れたと聞き、同じく2営業日後取りに向かいました
なぜか申請時に入れたゲートで門前払いをくらいます
前回は知らないが今日は通る許可が出せない!木曜日は4日も前だ!日が変わればルールも変わるんだ!
今日は400円でエリア内へのシャトルバスがあるからそれで入れ
あ、でた、パキスタンだこれ懐かしい
クエッタで警察職員から頂いた
「パキスタンにルールなんてない」
との至言があるので引きません
・道もわかるし前回入場したサインがそのノートに残ってるはずだ
・そのバスが出てるゲート2からここに来るよう言われた
・インドビザじゃなくてすぐそこのドイツ大使館へ行く
何を言われても俺は許可は出せない!
あまりの頑固にちょっと2人で熱くなりましたが、粘って警備トップの事務所(ゲート真横)に入ることが出来ました
そしてトップとの交渉...
「日本とドイツ?なんで君ら一緒なの?凄いねパキスタンで国際交流だ?ん?インドビザ?場所はわかるの?おいで」
はい、なんの問題もありません
気まずそうにノートにサインする石頭さんに別れを告げます
"Good morning maybe. I appreciate the changing rules''
(今からは新しい日みたいだね。毎回変わるルールに感謝するよ)
ハイコミッションはお昼休憩だったので僕らもエリア内のテラス食堂でランチ
ここのチキルコルマが全然油っこくなく、パキスタンで1番美味しかったです
営業再開後、30分待ち無事パキスタンビザGET!
うっかりシングル(入国回数1回)で申請していたらしく、ネパールどうしようと困りましたが、なんにせよビザ取得でアジアへの道がつかながり一息
インドビザはハイコミッションでの取得が手続き的に最短ルートとなるのでオススメです
大使館の気分により15日以上かかることも普通らしいのであまりに遅い場合は、大使館に電話を入れるなどの対応も必要でしょう
もし細かい部分でわからないことがあれば、経験の範囲内でお答えしますのでプロフィールorコメントからどうぞ!
次回はインドから!
アフガン国境ペシャワールinパキスタン
インドビザを待つ間、パキスタンのどこか田舎へ行こうと、フィリップ(国境からの一緒のドイツ人バックパッカー)と相談しPeshawar(ペシャワール)へ行ってきました
ペシャワールはパキスタン北西部、アフガニスタン国境に位置する街で、中央アジアとの貿易口であったことから、街並みや食生活などがこれまでのパキスタンと大きく異なります
そんな文化の交わりが魅力的だったのです
が、
滞在した三日間の中日に近所で爆発事件が起きました
幸い死者はおらず車が大破とけが人が数人で済んだようです
リンク(英文ニュースサイト)
ペシャワールでのテロや爆発は定期的に起きているため、自信を持ってお勧めできないのがとてもとても残念です!!
個人的には最高の思い出になったペシャワール!
イスラマバードから列車で向かいます
後で知ったのですが、バスの方が1時間ほど早く快適です
クエッタからパキスタン全土を回り、4時間遅れてやってきた列車はスカスカ
どうやったらここまで汚くできるのか
電車で話しかけてきた大学生2人によると、目下のところパキスタンの急務は教育の普及だそう
識字率が圧倒的に低く、マナーや道徳が身につかないんだそうです
逆に言うと習慣と不文律で社会が成り立っているということ
パキスタン人の親切さを見ると、素の人間はこんなに優しいのかと性善説を推したくなります
4時間遅れでカウチサーフィンホストAbidの家に到着
夜遅くにもかかわらず奥さんの手作りディナーを頂きました
食後のオレンジはペシャワールの特産品で絶品
彼はツアー会社の社長なので明日は熟練のガイドを無料でつけてくれるとのこと
特に予定もないのでありがたい限り
翌日Abidと共に朝食へ
ペシャワールを囲む16の門の1つラホール門をくぐり
脳、舌、腸、脚と、余すことなく分解された元家畜たちを通り過ぎローカル食堂へ
アルバプリ
パイ生地のような食感でジャムやカレーをつけていただきます
出来上がり熱々をどんどんお皿に乗せてくれるのでいつの間にか3枚、、、4枚、、、
止まりません
食後の散歩にペシャワール博物館
は、入場料が外国人料金で高かったので併設の図書館へ
英語のコーナーを眺めると旧宗主国の英文学が多く驚きました
文化も近いので影響色濃いのは当然といえば当然でしょうか
本とは不思議なものです
この本が1000円なのか数万円なのか分かりませんが、僕には紙切れです
逆に理解出来さえすればそれは時間と空間を超えて知識と経験を伝える黄金以上の宝に変わります
これからツアーガイドをしてくれるJalilとパシャリ
アフガニスタンとの国境が開いていた時期に使われていたバスターミナルや
その昔、ヒッピー達がたまってハシシを吸っていたホテルのベランダなどを見て周ります
ストーンバザールでは指輪から器までありとあらゆる宝石の芸術作品
トルコの琥珀石が輸入されているのもやはり国境ならではです
彼ら二人の目の色が分かりますか?
混血による黄金の目です
光の下では見とれてしまうほど美しい金色ですが、数年前までは移民の証とされ隅に追いやられて生活していたそうです
世界には目の色がたくさんあります
アルビノによる赤や紫の眼、北欧などヨーロッパでは青や緑の美しい目を持った人達に出会えますよ
イギリス時代にも国境として栄えたこの街には、時計塔や街頭など英国文化の名残が見られます
とにかく迷うことなくすたすた歩くJalil
20歳の頃から40年以上ガイドを務めるベテランです
時折、「昔まだ観光客が多かった頃は〜」と話すのがなんとも切なく、そして時代の移り変わりを感じます
傾き、腐り、色落ちてなおそこを譲らぬ英国建築
地震でもイギリス統治時代の建物は強かったと皮肉混じりに話すJalil
他にもモスクや専門店街をうろついて少し疲れた旅人2人は、個人ツアーなのをいいことに少し休憩。と昼寝をはじめます
子供たちに顔をのぞき込まれ起こされたので
遊びます
Jalilが「日本の首都がわかる勉強家はいるか?」
と訪ねると、1番年長の男の子が
歴史の授業が好きなんだね。たくさん勉強していつか日本の歴史を見に来てね。とお別れ
一区画に10軒はあるチャイ屋のマスター
熟練の手つきで次から次にやってくるオーダーを捌きます
ここペシャワールでは無糖グリーンティーという有難い習慣があります
砂糖まみれの紅茶もいいですがやっぱり日本人にはこっち
夕方前にAbidのツアー会社へ戻り、SNSでのCMに協力
日本語でツアーの感想なんかを撮ってもらいました
ほんと自由に歩かせてもらって、地元の人と歩くのがこんなに楽しいとは!
ペシャワールではもう1人ホストを受けてくれた方がいるので2日目の夜はそちらに向かいます
もうひとつのパキスタン
この異様な光景が分かりますか?
ムスリム世界でのお酒、豪華すぎるリビング
34歳でガソリンステーションチェーンを経営するホストのZiaは、働く必要も無いので毎日社長仲間とパーティ
巨大なお宅には空き部屋が余るほどあります
この日、イランから続いた18日間の禁酒生活に終止符を打ち、別世界の雰囲気に身を任せました
翌日のディナーは、ドライブで郊外の狩猟場にひっそりとたつレストランへ
社長達や大学の友人、召使いの方までみんな集まり豪華なディナー
肉や魚が惜しげも無く振る舞われ、ペットボトルに隠し持ったウイスキーで食後の会話も盛り上がりました
(このレストラン経営者もZiaの友人でした)
帰宅してからも続く夜会
パーティ会場のZia宅には次から次へと友人達が現れては帰っていきます
飲んで食べて喋って眠い者から消えていく
人生最小の折鶴に挑戦したり、書道をしたりしてる間に時間は4時
みんな寝てしまったのでそのままフィリップを起こし、早朝のバスでイスラマバードへ
色々な意味で別のパキスタンを見ることが出来た濃密な2日間
相変わらずの人の良さ・街の自然さは旅人には魅力的です
1つ心に引っかかったのは、パキスタン全土でお金持ちの家庭に必ずいる召使い(カースト制度)
暇な時間には主人と会話をして楽しそうな人もいるわけですが、それが小さい女の子であったりもします
そして英語で彼らがServant(サーヴァント)という言葉を使う時に、なんだか眉間にシワが寄るのは僕だけでしょうか
へスース(国境で会ったスペイン人)はバイクでの道中、田舎に泊まり一夫多妻の家庭を見て困惑していました
世界の情報と文化からはひとつ離れた所にいるパキスタン
独自の文化は魅力的ではありますが、時として歴史の教訓と人類の進歩に目を向けなければ、世界の一員として認めてもらうのは夢物語に終わるかもしれません
書道中にZiaに頼まれ、注文通り筆を動かした第2婦人へのラブレター
無理難題の薔薇は自分でもかなり頑張ったと思う
それでは、おやすみなさい