Out of This World

休学して旅に出る大学生の備忘録

生きている世界遺産【バガン】

 

 

標識もなく、先の見えない分かれ道に立った時には誰かのことを思い出すようにしています
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あの人ならきっと太陽の位置から近道を見つけるだろう

あの人なら間違いを気にせずコインでも投げるだろう

あの人なら地元の人が来るまで待って正しい道を聞くだろう 

 

道に限らず、選択肢が多い時にはいつも誰かのつもりになって考えるのが僕の好きなやり方です

心理学で言うミラーリングの亜種ですが、積み重ねていけばきっと自分の目指す人に近づけるはず

 

 

さて、一体どこで道に迷ったのか?

出発地点はマンダレーから夜行列車でやってきたバガン

 

バガン地区に入るためには、外国人料金25000kat(約1800円)を払わなければ行けません

 

お財布的に苦しかったので裏道からこっそり入ることにしました

ニュージーランドの旅人にチェックポイントの場所を聞いていたので、獣道を抜けてそれっぽい方角に向かって...

 

そして迷いました

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誰もいない日の出に感動し、とりあえず歩いてみることにします

 

地図はあるんですが、こんな道載っていないので役に立たず
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太陽の位置から目的の方角を見つけ、そっちとは逆の道を歩いてみることにしました

 

そして出会ったバガン最初のパゴダ

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バガンとはミャンマーの誇る世界三大仏教遺跡郡に数えられる観光都市のこと

パゴダとはその寺院のことです

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廃れている訳ではなく、ただ単に古いんです

バガン仏教遺跡郡は、古いもので1000年前まで遡ります

ただこの仏教遺跡、遺跡と言っても現役です

バガンの寺院には今でも地元の人がお祈りに足を運ぶため、危険なところは少しずつ修理しながら今に至ります

その修理過程が近代的だったり、展望台を作ってしまったりしたために、ユネスコの完全性の基準に満たず未だ世界遺産登録されていません

今改めて申請中ということで、少し前の日本の富士山のような立ち位置ですね

 

辿り着いたのはある集落
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ここのおばちゃんが村を案内してくれると言うので見て回ります
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写真をとってもいいからね。ほらここ!写真撮っていいのよ?

と、なんだか突然観光ビジネス臭がしてきました

別に見れればいいんだけど、どうやら写真を撮るまで続けそうな勢いなのでとりあえずパシャリ

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92歳のおばあちゃんも糸を紡ぐ姿を見せてくれたり、とうもろこしタバコをふかしてくれたりサービス精神旺盛です

 

ツアーガイドへのチップに70円(1000kat)払ってバガンの街を目指します

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んー、どうやらここからまだ7km強あるらしい...

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景色は最高なんですが、荷物が重いし太陽が高くなり暑くなってきたのでヒッチハイク

 

ヨーロッパなんかの最初の頃はちゃんと車1台1台に笑顔で指を上げていましたが、今となっては歩きながら背を向けて指だけ見せておくアメリカンスタイル
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にも関わらず素敵な老夫婦に乗せてもらいました

 

街にたどり着くと、レンタルバイク屋がたくさん

僕が借りたのはこちら
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チャリンコ!一日300円!

やっぱり田舎を見て回るなら自転車でしょう!(免許を国際免許にしていなかったのでバイク借りれなかっただけ)

 

気分は地元のお巡りさん

自転車をガタガタ言わせながら町外れの子供たちに手を振ります

 

ニューバガンの端にあるオシャレな喫茶店で頼んだアボカドジュース

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実はミャンマーで既に4杯目という大好物

 

ニューバガンといっても街並みはこんな感じでどの辺がニューかはよく分かりません
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川沿いにでると、お母さん達が洗濯をしていたので、僕も長く洗っていないチャドル(首に巻いてるでかいスカーフ)を洗濯

なってないということで結局1人のお母さんにやってもらいました笑

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乾くのを待ってとうもろこしタバコをぷかぷか
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隣には同じく煙を吐きながらぼけーっと座る男性が2人

女性達は洗濯に忙しいというのに、ほんと世界中男という生き物は...

街に出て喧嘩のひとつでもしてこい!と言ってやりたくなります

 

自転車にはきついアップダウンを越えてオールドバガン
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至る所にパゴダがあってどれがどれやら
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大きなパゴダの前には市がたっており、そこで出会った子どもたちと遊びます
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観光客からもらったり交換した外貨コレクションを見せてもらい、こうかんっこしますf:id:discimus:20190206153733j:image

日本円もってなくてごめんね

それにしても実践英語というか、ほんとに英語が上手
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その後もスタンプラリーの如く自転車を漕ぎまくり
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仏様に祈り

この仏像は空間いっぱいに作られた窮屈仏

 

バガン観光終了!

バガンといえば、広がる緑の中に建つパゴダのパノラマが有名ですが、しんどくて無理でした!ごめんなさい!

 

おつかれ自分!
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駅でミャンマー最大の都市ヤンゴン行きの列車を待つ間に食堂で1杯
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ミャンマーといえばヌードル

そしてこの食堂の看板娘が僕に興味を持って話しかけてくれます
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荷物をひっくり返して、これは?これは何?と尋ねるこのかわいさ

 

ミャンマーアルプス一万尺を教えてくれたり、追いかけっこをしたりとにかく人懐っこい
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そんな天使に骨抜きにされたこの笑顔

 

ヤンゴンまでの列車は普通車にしてみました
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アッパーシートはふかふかソファにカーテンまでついてましたが、インドに比べればこの車両だって十分グリーン車
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木製の床に大きな窓

田舎の景色に日の入りと日の出が見られる、鉄オタが飛び跳ねそうな15時間の電車旅が300円

 

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あぁミャンマーすごくいい