Out of This World

休学して旅に出る大学生の備忘録

台北観光と日帰りローカル旅【西門地区→宜蘭→象山】

 

 

いよいよ最後の国台湾にやって来ました

 

今回も少し長めの記事となるので電車で立ち読みの方は乗り遅れ、降り逃しのないように

 

 

旅に出る前から、最後に寄れれば台湾に行ってみたい

そう思っていたのは、台湾帰りの人からは良い話しか聞かないから

狭い国土に大都会と田舎、海と山を持ち、日本人旅行客に愛される国

 

 

...問題はお金が無いこと

 

思っていたより台湾の物価と宿が高く(日本よりやや安い程度)迂闊に1週間も時間をとったのは早計だったと気づくのは飛行機が到着してからのお話

 

 

なんだここは、未来世界

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日中韓に共通する都会のイメージ

"'It's neat.''(訳:小綺麗な、よく整理された)

 

龍山寺
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縁結びの神様が祀られている若者に人気のお寺

もちろん僕には無関係ですが宿から近かったのでなんとなく
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ちょうど春節(中国で祝われる旧正月)も終わりということで、豪華な飾りは片付けムード

 

ずっと気になっていた「中国語って日本人には読めるのか?」問題

 

読めます

 

特に文量が多ければ多いほど簡単なメッセージなどは推測できることが多いです

 

が、台湾に限っては中国語ができる必要はありません

日本語があります

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むしろATMに日本語があることを知らなかった

「現金自動預払機」って言うんだ

日本語って難しい

 

川沿いに歩いてきたのは迪化街

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台湾で最も由緒正しい問屋街と呼ばれているらしく、漢方や伝統菓子などが並んでいます
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歩いている年齢層は年配の方が多い印象でした

日本人ツアーの説明を盗み聞きした限りでは、どうやら台北の伝統的なお土産は「からすみ」らしいですよ

台湾土産にからすみをお求めの方はぜひ迪化街へ

 

僕のお気に入りは台北地下街
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地下マーケットはあっても海外にはなかなか日本や台湾並みの「都心を自由に移動できる地下街」はありませんでした

ましてやファッションブランドやレストランが地下に軒を連ねているなんて信じられません


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日本の物産館を眺め故郷の北海道、未知の九州文化にさえ懐かしさを覚えます

 

 

空が晴れてきたので台北市民憩いの場

中正紀念堂
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まぁとにかくでかいです
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巨大な敷地に建物は4つのみ
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中正は台湾の祖蒋介石の本名です

両脇の体育館ホールはコンサートやダンスホールとして利用され週末には広場に並んだマーケットと共にエンターテイメントの場にも

 

続いて台湾の原宿

西門街
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若者文化の中心であり、日本や韓国料理、アイドル、ゲームセンターとカラフルでポップなお店が並んでいます
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日が沈んでも若者の街は賑やかです

 

歩行者天国の十字路にはハープを奏でる台湾女性
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曲は魔女の宅急便より''めぐる季節''

タイトルではピンと来ないかもしれませんが、メロディを聞けば皆さんもきっと「あ、魔女の宅急便だ!」となるでしょう

 

ジブリ作品にはこの「めぐる季節」や「いのちの名前」by千と千尋の神隠し のような実は歌詞のついているBGMもあるんですよ

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あ、キキも同じことやってる笑

 

 

台湾は日本文化が大人気

加えて日本人観光客が多いこともあり音楽系バスカーは日本の曲もかなりレパートリーが多いようです

 

 

早朝4時に空港に到着したので時間はたっぷり、まだまだ歩きます
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寧夏路夜市

台北の夜市は数あれどグルメを楽しむならここで決まり

ビールを片手にいかの姿焼きを齧りながら溢れる屋台を冷やかして

 

あーあ、そんなふうに観光したかったなぁ

移動費と宿泊費を差し引いて僕が使える金額は1週間で400元(1500円)

1日200円の食費は観光夜市では雀の涙にもなりません


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人気屋台には行列ができることも

 

ここから15分ほど北に歩くと

饒河街観光夜市

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こちらは焼き物一品料理というよりは少し食事向けの夜市

さらにローカルな麺類や海鮮類をテーブルに座ってのんびり楽しむことが出来る小さなストリートです

 

極限の空腹と香ばしい炭焼きの誘惑に耐えバスで宿へと帰ります
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続けて台北から日帰りできるローカルな観光地宜蘭県への旅

 

宜蘭は電車、バス共に交通の便がよく、台湾の中心地武陵農場台東へのアクセスも良い北東部の街です


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長距離バスで行く場合は中心地から少し離れた市政府駅のバスターミナル(青ピン)から乗ることになります(40分~1時間105元)

 

台湾に留学していた友人からオススメされた宜蘭

当初は桜の有名な武陵農場への寄り道として計画していましたが、予算不足のためこちらをメインに変更

 

夜市はまさに準備中
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ぼちぼちとお店が開き始め焼き物の匂いが漂ってきます

 

宜蘭は台湾の有名な絵本作家Jimmy(幾米)の出身地として人気の観光地
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公園には彼の作品から飛び出てきた空飛ぶ列車が浮かんでいます

 

駅周りには公園や広場があり、どこも子連れの家族や若いカップルで賑わっていました
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園内のマーケットには手作りアクセサリーやオシャレな軽食の屋台

 

軽快な音楽とともにジャグリングを披露するパフォーマーチームを発見
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いや、待ってレベルが高い!

 

写真のお椀をふたつ繋げたようなコマは、日本では中国ゴマ、広くはディアボロと呼ばれるジャグリングの1種

一応大学でパフォーマンスサークルに入っている僕は、教養として回すくらいは練習したものですが、4つをここまで自在に操るのは離れ業

彼より小さな子供たちも日本人ジャグラー顔負けの技を披露してみせ、空いた口が塞がりませんでした

 

そして、さすが本家と僅かばかりの今日の食費を投げ込むのでした

 

この公園の他にも宜蘭の駅周りは絵本の世界に入りこんだかのようなオブジェがてんこ盛り

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彼の作品は読んだことがないのですが、世界中で愛されているということは伝わりました


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駅もかわいらしい

 

果てはセブンイレブンの壁までかわいらしいイラスト
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帰ってきた台北では、バスターミナルから近かったこともあり、観光スポットのひとつ、台北を見下ろす象山にも登ってきました
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この程度の階段恐るるに足らず 

もっと整備が雑で荒い山道もこの旅では何度も登ってきました


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あ、でもちょっときついかも...

 

巨岩に登って撮影するためだけの長い列
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スルー

 

さて、20分ほどで頂上
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天気はイマイチですが緑多く空気は澄んでいて健康的な気分
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象山からの夜景

雲に隠れているのは台湾のシンボル101


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霧が晴れて夜がもう少し夜も深くなれば、間違いなく写真映えのする景色でしょう
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階段は少し急で足元が暗いので、夜景撮影の帰り道には懐中電灯があると便利かもしれません

 

こんなところで台北宜蘭観光を終えようと思います

長文に付き合っていただきありがとうございます

 

日本まで後少し

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もう飢え死ぬことはないのでいくら食事を削ろうが不安もなく