インドの結婚式に呼ばれた話【ジャムシェドプル】
本物のヘナタトゥー
これだけ豪華に飾り付けるのはやっぱりお祝いごとの時
ってことで行ってきましたインドの結婚式!
なんでって?
呼ばれたからです
ジョージアで出会い一緒にアルメニア旅行をしたインド人ビプルが
「ヴァラナシなんていいから早くこい!結婚式を逃すぞ!」
というので、誰の結婚式でどんなものかも分からずにとりあえず参加することにしました
朝10時発の電車は11時になっても到着せず、ホームで出会ったイギリス人のクリスティー姉さんとひたすら待ちます
「みんな電車調べる時アプリ使ってるわよね。あれダウンロードしてみましょうか」
そうしましょう
Delayed 5:30 hours
.........え?
ランチを食べて街を歩いて外国人専用待合室で仮眠を取って午後3時半を少しすぎ
やっと来ました
ビプルの住むJAMSHEDPUR(駅名TATANAGAR)までは12時間の旅
相席のムディタ・クシャグラ姉弟とマジックやら折り紙で遊んでるうちに日没
クシャグラ、ライオン作れないポンコツお兄さんでごめんな
日本帰ったら折り紙勉強する
クリスティー姉さんは仏教の聖地ガヤで降車
1日潰れて嘆いていました
TATANAGARに着いたのは朝5時
実に7時間の遅れです
ジャムシェドプルは比較的緑の多い住宅都市で、巨大企業TATA STEELと資源の影響でインフラが整っています
前日が結婚式本番だったため朝まで飲んでて寝不足のビプル
とそのお母さんとお友達
ジョージア以来の再会を懐かしんでいる頃、もう1人はどうしていたかと言うと
1人でこんな悲しい顔をしていました笑
ジョージア・アルメニアの記事を読んでくれた方は覚えているでしょうか
3人組の1人ベラルーシのミシャです
3人で電話もしました(英語とロシア語なんですけどね)
いやー懐かしい
さて、ビプルの地元の仲間たちも集まってみんなで街をぶらつきます
おすすめだという軽食
クレープのような記事にポテトとチーズとオニオンを挟んで...
DOSA!ドサ!美味い!
インド1おすすめの料理です!
本来クレープ部分は柔らかいのがドサなので、クリスプでと頼むのがポイント
南インド発祥なので北では見つけるのが難しいかも
まぁその後も食べる食べる
ポテトとポン菓子のミックス
パパイヤに続き生まれて初めてのフルーツ
ココナッツ
ココナッツ飲料は飲んだことありますが生は初めて!
まずは何も加えずストローを刺して中の水を飲みます
薄味だけどなんだかすごく健康な気がする
終わったらおじちゃんが実を半分にカットしてくれるので、皮を使って中で固まったゼリー状ココナッツをすくいとります
あ、これだ!日本でジュースとかに入ってるやつ!
そして向かったのは新郎新婦の新居
ちなみに新郎のスワラージがビプルのドバイ時代の友人です
インドでは結婚式は人生で1番のイベント!
結婚式の後日にも、新婦の家族とのお別れ会、写真撮影&ご挨拶パーティと数日続きます
インターナショナルゲストだと歓迎されちゃっかり食事も頂きます
働かざるもの食うべからず!
ビプルの紹介でマジックやらジャグリングやらを幕間に披露
すると観客席から一人の男性がやって来て僕のトランプを取り
マジックを始めました
インドのプロのマジシャンの方でした笑
演技後は2人でマニアックトークに花を咲かせます
夜も遅いので今日の所はお別れ
ってのは建前で、ビプルと仲間たちには新郎新婦の初夜の部屋を飾るカーペンター(大工)や花屋を雇う仕事が残っていました!
道具一式を持った職人を1人車に乗せてまるで誘拐するかのように現場に連れて行って任務完了!
仕事終わりも食べます
砂糖の揚げ物砂糖漬け
甘い甘い
塩分が欲しくなったところでマサラドリンク
マサラとはいくつかのスパイスを組み合わせたもののことです
つまりクミンやらガラムマサラやらの入ったコーラ(ファンタフレーバー)
味はよく分かりませんでしたがインドは感じました
ビプルの実家に帰るとお母さんが晩御飯を用意してくれていて
ってこの人たち1日何食食うの??
僕の他にも遠くからビプルのお客さん
親に勘当されたインド人らしからぬ自由人カルパ
日本大好きなので寝巻きに着物着てもらいました
翌日腹痛のため起き上がれなくなり、昼からは熱も出てきて気づく
食べすぎた...
ただの食べ過ぎならいいんですが、断食やら過食を繰り返した上に、ストリートフードとスパイスのコラボで体のキャパオーバー
夜まで休ませてもらってなんとか夜のパーティには参加します
昨日一昨日会っている親族の方も沢山
Tomo!こっちだ!俺の息子を紹介する
Hey Tomoこっちこっち、僕の兄だよ!
名前まで覚えてもらって有難いことです
ただ男性陣皆握手なげーーー!
挨拶したあと出身とインドの結婚式はどうだ?くらいまで手を握られてる謎の状態
そして最後は料理を僕のお皿に乗せて去っていきます
もう無理、もう食べられない、あ、あぁ、ああ、ありがとうございます、いえ、嫌いじゃないです、、、
と、まぁこんな感じでした!
昼は毎日同じメンバーで街をぶらつき、夜は結婚式がルーティンと地元感満載で楽しい訪問でした
後半体を壊して気を使ってもらい本当に申し訳ないです
次に向かうは東の大都市コルカタ
4人の兄ちゃん達に全部面倒を見てもらって死にそうな顔でお別れ
そして、列車では隣席のインド人がほら食えとタリーをご馳走してくれます
もうだめだ。この国に逃げ場はない。